今ポストをチェックして来たところ、DMVからのメールが届いていた。早速その場で開ける。
おぉ、免許証!
いやー、本当に長い道のりだった…。これでやっと分厚くなった紙のテンポラリー免許証からオサラバだ。何せ10回更新しているので、場所ばかり取って最近はこのテンポラリー免許証は邪魔だったのだ。
ペーパー、実技ともパスしたのは2004年の9月だった。今は2006年の5月である。1年と8ヶ月もかかったわけだ。こんなに時間がかかったのは前にも書いたと思うが、度重なる引越し、パスポートをDMVに2回持参しなかったこと、Social Security Number を持っていなかったことが原因である。
写真は2004年に撮ったものを使うのかと思っていたら、今年の1月に撮った写真だった。しかしこの写真がねぇ…。「どうしてそんなに微笑んでいるの?」というくらい微笑んでいるんですわ。しかも首も曲がっているし。今にも親しい人に話しかけるかのような雰囲気をかもしだしている。何考えていたんだろ?私。それとも写真を撮ってくれた人に笑わされたのだっけ?
一緒に同封されていた紙にはDONORと書かれた小さなシールが貼られていた。もし臓器提供するのなら、このシールを免許証に貼り、どの臓器を提供するのかに○(まる)をつけ、免許証と一緒に保管するらしい。しかし私はドナーにはならない。2日前にちょうど教授の一人がドナーについて話をしていたのだ。病院によってはさっさと臓器を提供したいので、延命治療がすぐに断ち切られてしまうこともあると言うのだ。本当かどうかは確かめようがないが、何となくアメリカではそういうことがあっても不思議ではないような気がしてしまう。
その紙にはまた、Alcohol Impairment Chartというのが書かれている。法律で決められている運転禁止範囲(BAC Zones)から抜け出すためには、最初の一杯からどれくらいの時間が必要かのグラフが、体重別に書かれている。私の体重だと3杯飲んだら4時間は必要らしい。まるっきり禁止にしていないところがアメリカだな。飲酒、酒気帯び運転全てを禁止したら、この車社会、飲みにも行けなくなってしまう。やはり少しは公共交通機関が必要なのではないだろうか。
さーて、この免許証があれば、飲みに行くときもお酒を買うときも、もう困らない。写真入りの身分証明書はパスポートしか持っていなかったので、今まではパスポートを見せていたのだ。
ここ数週間でSSN、Greencard、免許証とアメリカで生活するための必需品がやっと全部揃った感じだ。やはり永住権の威力はすごい。