一昨日、元ルームメイトからメールが届いていて、2月で契約が切れるので、新しい家賃を確認して欲しいと言われた。アパートのオフィスに聞きに行ったところ、契約者は元ルームメイトなので、彼女と直接話すと言われてしまった。
今はこのアパートに一人で暮らしているのだが、家賃と光熱費は半分元ルームメイトが払ってくれている。住んでいないのに、彼女が半分払ってくれているのも変な気がするので、すぐに引っ越そうと思ったのだが、授業に追われていたので、とりあえずセメスターが終わるのを待っていた。先日から少し部屋を探し始めていたのだが、なかなか安いところが見つからないでいた。
部屋探し、かなり面倒である。しかし今の私の状況もかなり変だ。私がアメリカに来て、この部屋で暮らし始めて1ヵ月半後に彼女はとある人と出会い、帰って来なくなってしまった。それでも彼女が来年の6月まではこの部屋をこのままにすると言ってくれたのである。それは私が6月まではアメリカにいるので、と始めに言ったからである。
この部屋に落ち着く前にも、彼女とは行き違いがあり、私が別の部屋を既に決めていたのを断って、ここに来たことを彼女は知っている。なので、6月まで払うと言ってくれているのだ。
私としては、彼女に良かれと思って(いろいろ彼女の事情も
知っていたし)、そして自分にも良いのではないかと思い、もう一つのアパートを断ってここに来たのだった。そして8月2日から私は元ルームメイトと、この部屋で暮らし始めた。しかし1ヵ月半後、彼女は出て行ってしまった。人と人の出会いはどうしようもないものなので、別にどうこう言うつもりはないが、何だか釈然としない気分だった。というのも、彼女の口からは、ここをどうするとか、何も聞いていなかったからである。私がやっと彼女と会え、「引っ越すの?」と聞いたときに、「ここは来年の6月までこのままにするつもりだから」と彼女は初めてそう言ったのである。その後、私の留守中に荷物をほとんど運び出し、「おいっ、挨拶もなしか?」と思ったこともある。電話をしてもつながらない。メールをしても返事はこない。そんなこんなで、かなりイライラしたこともあった。
それにしても、彼女は私の初めてのアメリカ人の女性の友人と言える人あったはずなのだが、どうやら違ったらしい。日本人と比較しても仕方ないのだが、いい加減な印象がどうしても拭えない。ときどきメールで優しいことを言ってくるのだが、私は言うだけの人はもともとあまり信用しない。半額払っていただいていることは感謝しているし、そして彼女が悪い人ではないことも知っているが、どうしても日本人と比較してしまうと、思慮が足りない行動が多い気がしてしまう。これは多分感覚的な違いなのだとは思うのだが。私は彼女が出て行く前に今後のことをどうするか話し合いたかったのである。しっかり話し合って、私が何月までにここを出て行くと決めた方が、私はよっぽどすっきりしていたに違いない。
無事に授業も終わり、落ち着いたので、最近やっと本腰を入れて部屋探しをしている。半分払ってもらっているので、何だか私のほうが申し訳なく思ってしまい、居心地が悪いのだ。そして彼女は一昨日のメールに「私は家賃を2ヶ所払っている」と書いてきた。大金持ちさんと結婚し、彼の家にいるので、家賃を2ヶ所払っているというのは、何だか不思議な言い方だ。遠まわしに出て行ってほしいと言っているのだろうと受け止めた。思ったことはただ一つ。「早くここを出てさっぱりしよう」ということである。
そして昨日、広告10ヶ所ほどへ電話した。幸い一つはすぐに通じたので、友人に付き合ってもらって見に行った。その部屋は一目見てすぐに気に入った。住んでいるのは男の人だが、きれいだし、部屋の内装がすばらしくセンスがいい。アジアのものが好きらしく、部屋の中は日本と中国のものでほぼ統一されている。なぜか壁には子連れ狼のポスターが。外国に輸出されていたんなんて知らなかった。
そして光熱費込で今の私のところより20ドル安い。ということは月々50ドル以上安いということになる。しかし私は来月の家賃を払ったばかりである。なので、すぐに引っ越すと両方の家賃を払わねばならないことになる。帰ってきてから、しばらく考え、200ドル(半額)出すので、1ヶ月部屋をキープしてもらえないかと交渉した。返事は来週もらうことになっている。ま、ダメならまた次探すということで。
さて、今日はクリスマスイブである。今夜はこれからいつもお世話になっている夫婦と一緒に教会へ行くことになっている。日本のなんちゃってクリスマスと違い、毎週教会へ行っている人たちと一緒にその教会へ行くなんて初めての経験なので、楽しみである。