23日から25日(昨日)まで、Kathy&Mike夫妻と一緒に過ごさせていただく時間が多かった。23日はクラフトショップへ買い物に行った。ジャンルを問わず物を作るのが好きな私は、ペーパーや紐などを買い込み、写真立てなどを作った。24日はKathy, Mike & MeggyプラスChris(Meggyのboyfriend)と教会へ。そしてきのうは同じメンバーで映画を見に行った。
Meggyは14歳。boyfriendのChrisは18歳。教会では二人は夫婦の間に座り、お父さん(Mike)はChrisの横に座っていた。そして映画を見ていたときは、二人はどこか遠くのほうの席に座っていた。私が思ったのは、「娘のboyfriendに対する対応が、アメリカ人のお父さんと日本のお父さんでは、かなり違う」ということ。とても自然にboyfriendを家族のように受け入れて、なおかつ二人を寛大な目で見ているということ。日本のお父様方はこんなにさりげなく娘のboyfriendを暖かく受け入れることはないのではないだろうか。今の時代のお父さんたちのことは知らないが、私が学生時代の友人は、親に勝手に日記を読まれ、boyfriendと別れさせられてしまったことさえある。家族のイベントにも一緒に参加し、双方楽しんでいい関係を作っている。なかなか日本人には難しそうだ。
24日、教会から帰った後、鍵がなかったことは先日書いた。家まで送ってもらった後、私は彼らの車を見送っていた。それから家へ入ろうとして鍵がないことに気が付いたのだ。昨日会ったときに「送った人が無事に家の中へ入ったことを見届けて安心したかったのだけれど」と言われた。私は特に何も考えずに、いつも送ってくれた人が去っていくのを見送っていた。日本人の習慣というほど大げさなものではないが、送ってくれた人を残してさっさと家へ入って行くというのは、あまり日本では見かけないような気がする。「そうか、家の中へ入るのを見届けて、人を送るということは終了するのか」と気づいた。そう言えば、私も友人(日本人)を家まで送ったときに、彼女が家の中へ無事に入ったことを確認してから、その場を去った。ここは何と言っても、アメリカだし心配だったのである。
さて昨日はクリスマスだった。映画館で気づいたことは、家族揃って映画を観に来ている人が多いこと。これも習慣の一つなのだろうか。私たちは"The Polar Express"という映画を観た。CGなのだが、あまりにもリアルで驚いた。子供のための映画だとは思うが、なかなか心温まる話で大人でもそれなりに楽しめた。
さて、初めてアメリカでクリスマスを過ごしているわけなのだが、それにしてもアメリカ人のクリスマスにかける意気込みに圧倒された。この1月ほどは家の外のデコレーションも、モールやお店も全てクリスマスムード一色だった。24日に1ドルショップへ買い物に行ったところ、まだクリスマスカード、ラッピングペーパー、リボンなどを買いまくっている人たちでいっぱいだった。
そうそうもう一つ気が付いた習慣は、いただいたプレゼントはその場で開けるということ。今は日本でもそうなっているのかもしれないが、私が小さい頃はプレゼントをその場で開けるという習慣はなかった。こちらではもらった人は、プレゼントした人の目の前ですぐに開ける。そしてプレゼントを見た後、すぐにリアクションする。これって送った方は、内心ドキドキするのではないか。送る立場としては、その人が本当にそれを気に入ってくれるかどうか、少し怖いような気がする。もらう方としても、それが気に入ったか気に入らないかは別にして喜びを表現しなければならない。私は今回数人からプレゼントをいただき、数人に差し上げたが、どちらもドキドキした。幸い送った人には喜んでもらえたようだし、私も気に入るものをいただいたので、自然にこなせたが、私としてはその開ける一瞬だけは、自分や相手がどんな表情になるか不安なので、一人の方が気が楽だ。
さてクリスマスが開けて、26日、日曜日。日本だったら、クリスマス後、すぐにお正月の飾りつけに変わっているはずである。アメリカではどうなのだろう?街中の風景が変わったかどうか少し外へ出て見て来よう。