自転車に乗って学校へ行ってみた。自転車は2年前に購入。それ以後ほとんど載っていない。常に私の歴代のルームメイトの愛車となっている。今も私のルームメイトが通学に使用。(彼の自転車は家の前で盗まれてしまった。いや、鍵をかけていなかった彼も悪いが。)
朝7時に学校へ行ったところ、休校になっていた。次の授業までの空き時間は4時間50分。迷わず家へ帰った。(私の家は車で7,8分の距離)しかし問題はその後。私の通っているコミカレの駐車場はいつも車がぎっしり。学期が始まって2週間ほどは何時に授業が始まろうが、8時前に行かないとまず駐車スペースは見つからない。8時の授業だろうが、7時20分には到着しないと、車を泊める場所が見つからず授業に遅れることになるのだ。
既に学期も半分を過ぎたが、それでも午前中はなかなか駐車スペースが見つからない。そこでふと思い立った。「あ、ルームメイト(中国人の彼女)に自転車借りよう。」(彼女は最近ベンツ(!)を購入のため、あまり自転車に乗らなくなった。)ところが彼女、自転車の鍵をおばさんの家に置いてきてしまったとのこと。仕方ない、やはり車で行くしかないか、と思ったところ、私の自転車を毎日愛用しているルームメイトがその日は学校へ行っていない様子。お、それなら、自分の自転車で行ける、ということで、張り切ってリュックに教科書を詰め替えた。
アメリカの自転車は、かごが付いていない。なので自転車に乗る場合、リュックは必需品だ。さて、乗り始めて、あまりの乗り心地の悪さに驚いてしまった。まず私の自転車、ハンドルが左右に動く。(ねじがゆるんでいる。)そしてハンドル自体がくるくる回転もしてしまう。ねじがゆるんでいるため、左右前後全てに動いてしまう。
そしてサイクリング車スタイルのため、乗り慣れない。学校までは14分ほどで着いたが、乗り心地は悪かった。なぜならサドルが硬すぎ、そして小さすぎるからだ。段々とお尻が痛くなり、最後は座っておられず、半分立ち漕ぎ状態。サイクリング車でこれは疲れる。最初は周りの景色を楽しんでいたが、最後にはあまりのサドルの硬さにキレていた。「少しは乗り心地を考えて作れよ!」クッションが必要だ。
自転車は運動不足解消にちょうどいいと思ったのだが、あまりの乗り心地の悪さゆえに、また乗りたいという気持ちはなくなってしまった。しかもねじを直すのには、六角レンチが必要。そして何よりもかごが付いていないのが、不便極まりない。つまり全てを背負っていかなければならないのだ。テキストが軽い日はいいが、そういう日はまずない。
そしてもう一つ驚くのが、泥除けがついていないことだ。水溜りなどを通ってしまったら、全部自分に引っ掛けてしまうことになる。(CAは雨が降ることを計算に入れていないらしい。)
おまけに車の運転手が、自転車の存在に慣れていない。友人が皆口を揃えて「自転車は危険だから、止めなよ。」と言っていたことに、大いに納得する。
うーん、とりあえず自転車のねじを直さないと。クッションも必要だな。
日本のママチャリは何て快適だったのだろう。あれだったら、毎日自転車通学できるのに。
アメリカの田舎生活に自転車は本当に向かない。(人に言わせると、ここは田舎ではないらいしが。)そしてアメリカの自転車は乗り心地が最悪だ。こんなに不快な乗り心地は、今までに経験したことがない。乗る人のことをあまり考えていない。こんな製品日本にあったら、まず売れないだろう。あぁ、ママチャリが恋しい。