昨日は銃を構えた警察官を見た。場所はサンタモニカのBank of America。私は友人と車に乗っていた。
パトカーが見えたので、私の友人の彼女は「何があったのかなー?私こういうの見るの好きなのよね、行っちゃおう。」とその道にわざわざ入って行った。ま、元々彼女がアパートを探すためにその辺りの道を一本ずつ車を走らせていた。パトカーが止まっているのはよく見ることだし、人が逮捕されているのを見たこともアメリカへ来てから3度ほどある。しかし昨日は警察官たちに少し緊張感が漂っているようだった。そしてヘリコプターも上空を飛んでいた。
何となくいつもと違うかも、と思ったのは、女性警察官が木の影に隠れて銀行の方を見ていたからだ。そして私たちの前に停まっていたパトカーの警察官も、パトカーの奥に隠れ、パトカーごしに銀行の入り口へ銃を向けていたからだ。また別の警察官は中にいた人らしき人に事情を聞いていた。そしてそのすぐ横を車で通る私たち。友人がゆっくりと走っていたので「ねぇ、早く走ってよ。」と急かした。流れ弾が飛んできそうな雰囲気だったからだ。
通りの端まで来ると、またパトカーが一台。そしてそこで大通りへ右折。すると今度はライフルなどを構えている警察官がいた。さらに事情聴取らしき警察官。銀行は通ってきた道と入った道の角にあったので、銀行の中が見えた。「うーん?」と私たち。銀行の中を誰かが歩いていたのだ。「誰か歩いていなかった?」「うん、歩いていた。」「えっ、じゃ何でもないのかな?」「いや、中にいた人、銃を持っていなかった?」「いや、見えなかった。」それにしても銃を構えている警察官の横を次々に通る車。この程度では交通規制はしないらしい。
入り口に向けて銃を向けている警察官たち。銀行でこのシーンは間違いなく銀行強盗か何かだろう。物騒だな。アメリカで銀行強盗なんて成功しないだろうに。何せ窓口は分厚いガラスで仕切られているし、内側に入るには暗証番号を入力しないと入れない。それでもどうしても事情があって、事件を起こしてしまったのだろうか。Santa Monicaは比較的治安のいいところ。そしてBank of Americaは私が最近口座とクレジットカードを作った銀行。どこにいてもそれほど安全、ということはないのだな、と改めて思った。実際に周りで事件はよく起きてはいるのだが、緊迫したシーンを見るのは初めてだった。LA暮らし、今までよりも更に周りに気をつけるようにした方がよさそうだ。