いつも思うことがある。海外でもっといろいろな手続きが簡単にできたらいいのに。海外でも日本製品がもっと手に入ったらいいのに。
最初の方は、年金やら、その他税金などの手続き。日本人全員が国内にいるわけではない今日この頃。もう少し市役所も工夫をしてくれていいのではないだろうか?支払いにしても海外の口座から引き落としてくれるとかしてくれたらとても有り難いのだが。海外で投票はできるそうだが、投票よりも何よりも私は各市町村の対応に不満がある。海外へ出て行くのは勝手だから、そういう人の都合は一々聞いてられないというのだろうか。今度市長宛てに手紙でも書いてみようか。
後の方は、私の場合、主に文房具。LA在住なので、大抵のものは手に入るが、しかしそれでも欲しい文房具は日本の100円均一の方が安かったりする。アメリカの文房具製品の品質ははっきり言って最低だ。こんなにひどい品物たちは日本では全く売り物にならないだろう、と思うくらい品質が悪いものが多い。消しゴムなんて、全く消えない。単に汚く延ばして終わり。ルーズリーフに至っては、夏は汗で線がにじむ。紙が薄いので裏側の文字が透ける。ホッチキスはやけにデカく、使うのにかなりの力がいる。冗談ではなく、握力が異常にない私にとっては、ホッチキスを一つとめるだけで筋が痛くなったりすることもある。ボールペンにしたって、日本のように本当に書き心地のいいものはいまだにお目にかかったことがない。
そしてもう一つ私が日本製品でどうしても欲しいものは靴。アメリカの靴の方がとても安いのだが、品揃えが今ひとつだ。南カリフォルニアだとサンダル、もしくはビーチサンダル、そして冬はブーツが多いのだが、その中間くらいにあたるちょうどいい感じの靴があまりない。あったとしても、デザインが今ひとつ。個性的な個人商店、ブランドショップに行けばそれなりのデザインもあるのだが、そうするとかえって日本製品よりも高くなってしまう。そんなに高いのなら、自分の足の形に合った日本製の靴の方が私にはよっぽどいい。
海外で生活をすると、こういうどうでもいいことが意外にストレスになったりもする。帰国する金銭的余裕がないためにしばらく日本へ帰れないと思うと、尚更海外でいろいろな手続きがもっとできたらいいのにと思ってみたり、日本製品が恋しくなったりする。
ふーっ。