今日は大きな赤い太陽とオレンジの月を見た。どちらも見事に真ん丸だった。朝、5時頃散歩をすると、まだ太陽が出てきたばかり。そして一面の広い畑の上にぽっかりと赤い朝日が昇る。朝日がきれいに見れるのは、この時間帯だけだ。ウォーキングも帰る頃になると、太陽は既に白くなり、昼間のそれとほとんど変わらない。だだっ広い空に真っ赤な太陽。何だか嬉しい一日の始まりだ。
一晩中遊んでいたと思われるお兄ちゃんたちも(16,7歳か?)きれいな朝日は嬉しいらしい。朝日をバックに記念撮影をしていた。歳を取ろうが、若かろうが、時代が変わろうが、朝日を見て「おぉっ、いいな。」と思うのは変わらないらしい。人間も動物なのだなー、自然の恵みは素直に喜べる。
そして夜は真ん丸なお月様を見た。田舎だから、空を遮るものがそれほどない。大きくどしんと道の上に浮いていた。
私は一日に何かをした証がないと、生きていることに対して罪悪感を持ってしまう人だ。生産性があることを何もしなかった一日は自己嫌悪に陥るし、昨日よりは今日の自分の方が進歩したという事実がないと、それだけで何やらすっきりしない気分に襲われる。することは何でもいいのだ、小さなことでいい。洗濯をしたとか、本を読んだとか、買い物に行ったとか、料理をしたとか、友達と会ったとか。とにかく能動的に自分から何もしなかった日(TV見ていただけとか、寝ていただけとか)は、夜になると反省モードに入ってしまうのだ。
しかし自然に触れていた日は、何もしなくても気分がいい。大きなものの中にいると、小さいことはどうでもよくなる。そして大自然の中には一つ一つのものに、パワーがある。やっと咲いた朝顔を見たり、鷺を眺めたり、蝉が飛んでいるのを見たりするだけでも、「あー皆しっかり生きているんだな」と当たり前のことに感動し、元気が湧いてくる。田舎でぼぉーとしていると、そういう生活も悪くないなと思えるから不思議だ。
今日は朝日も、夕日も、満月も見た。会社で仕事するだけの日常生活でも、気分良く毎日を過ごす秘訣はいろいろとあるらしい。今日の元気は真ん丸の太陽とお月様だった。
朝早いウォーキングは心身共に良いらしい。