最近、全然英語関係の話を書いていなかったことに気づいた。
「野球や大自然の話なんて、英語関係のブログで、誰も期待していないに違いない」と反省をこめて、今日はちょっと英単語本について書いてみる。
一昨日から始めた英単語本。「INSTAND WORD POWER」と言う。これがなかなかおもしろい。今日で3日目で、今はSection3をやっている。これは私が使ったことのある単語学習本の中でダントツにいい。何せ日本の単語帳はつまらない。飽きる、飽きる。昔、「でる単」なんていうのも流行っていたが、私は3ページくらいで挫折している。
私はとにかく単語をぶつぶつと覚えるのが好きではない。その作業はとても退屈だ。恐らくほとんどの人が好きではないと思う。単語は出てきた文の中で覚えるのが、やっぱり一番だと思し、頭にも残る。以前、通訳講座に通っていた頃、先生がおっしゃっていた。「単語は文の中で、セットにして覚えなさい。どの前置詞とくっつくか、どういう熟語動詞になるか、どういう言い回しになるか。単語だけ単独で覚えても使い方がわからなければ意味がないのよ。」本当にその通りである。
私はそういう作業を若い頃に怠ったせいか、未だに英文を書くとき、続く前置詞は何だっけ?あれ、これって他動詞だったっけ?なんて一つ一つ動詞を調べていたりする。情けない話だが、間違えるよりはいいだろう。
さてこの「INSTAND WORD POWER」、分かる人にはもう簡単すぎる内容なのだろうが、私の単語力レベルでは、「おぉっ!」と目から鱗が落ちる状態が続く。どういう内容か、私の(つぶやき付きで)少し説明してみる。
その1.Pedal
Pedal は足の力によって操られるもの、と説明がある。ふむふむ。
Pedestal, pedestrian。(あ、そうね、足ね。)
そして2本足歩行する人間は、biped。(あー、なるほどね、2本の足ね。)
四足は、quadruped。(あ、4本の足ね。)
そしてラテン語の意味の説明がある。
ped- は、foot。
bi- は、two。
quadr- は、four。
(フランス語やスペイン語の4と同じなのね。スペルは違うけど。)
続いて、
biannual、一年に2回ね。
semiannual、1/2年に一度ね。(つまりbiannualと同じ。)
biennial 、2年に一度のこと。
(う、biannual に似すぎだよー。発音も似ているし。)
quadrennial、4年に一度のこと、
つまりアメリカの大統領選挙やオリンピックね。
perennial、何年も続くことね。多年草とか。
そしてラテン語では、
bi- はさっき書いたように、two。
semi- は、1/2。
per- は、through。
annus は、year。
そして、enn- もまた、year である。
その2.
ラテン語の centum は、100ね。
だからcentury は、100年。
cent は、1ドルの1/100、hundredth。(「おぉー」と唸る。)
そして、centimeter は、1メートルの1/100、hundredth。
(あー、なーるほど。)
ラテン語の mille は、1,000 ね。
だから millimeter は、1メートルの 1/1000、thousandth。
(そうかっ!そういうことだったんだ。)
そしてもちろん millennium は、皆が知っているところ。
これは、mille + enn- (= year) でできている単語。
centipede はむかで。
(すごい。100と足が組み合わさってできていた単語だったのだ。)
millipede はヤスデ。
(こちらは1,000の足の生き物ときたか。)
speedometer は、スピードを計るもの。
tachometer は、エンジンの回転速度を計るもの。
odometer は、走行距離計。
そして、pedometer は、歩数計。万歩計である。
ped- (= foot)と結びついていたのねー。
(ここではまさに鱗が落ちる、落ちる。)
と言ったように、この単語帳は続いていくのである。
もちろん途中にもっといろいろな単語が出てくるのだが、すべて関連付けされているのである。そして忘れかけた頃に、前の単語が登場してきて、記憶にぐいぐいっと押し戻してくれるのである。しつこいくらいに。こんなに唸る単語帳は初めてである。セクションは32まである。私はまだ3つ終わったところ。
これなら最後まで続けられるかも、と初めて(!)の予感。
何せ単語帳は一度も最後まで行き着いたことのない私である。
さーて、どうなるか。