私は古いBritish Rock (60-70年代)が好きなので、仕事中などはいつもClassic Rockのネットラジオをかけっ放しにしている。お気に入りは、Virgin Radio Classic Rockなのだが、時々「おいっ、それまだクラシックにするには早いだろう。」という曲も流れてくる。
その昔まだまだ若手として取り扱われていたバンドがクラシックロックチャンネルで流れると、何だかやけに歳を取ったような気分にさせられる。今日流れてきたのは、OasisやPrimal Screamだ。そ、それ、まだ90年代じゃん、と思うのは私だけなのだろうか。もう彼らはクラシック扱いされてしまうのか?どうせならStone Rosesが聞きたい。私もManchesterに生まれたかったな。イギリス大好きだし。
何にせよ、私が英語を勉強し始めたのは、British rockのおかげである。勝手にイギリスを第二の故郷と決め、いつかイギリスに行きたいと思っていたのだった。ということは今こうしてアメリカで学生になったのも(ちょっと方向は違ったが)、これらの音楽のおかげか。高校生の頃、試験で前置詞に困ったときは、丸暗記した英語の歌詞が大分役に立ってくれた。歌詞のおかげで覚えたフレーズがかなりある。そう考えると、私の若いときの英語学習の原動力はイギリスの音楽だったのだな。
昔は今と違って(何せネットがなかったので)、外国の音楽を聴くのも大変だった。よく夜中の音楽番組をビデオに取って擦り切れるまで見たものだ。一つのアルバムを手に入れては、もう何100回と聞いた。あの頃の一所懸命さが懐かしい。今は本当に便利な世の中になったものだ。
そういう意味でも確かに自分が歳をとったのは実感するが、それにしてもまだ90年代の音楽をクラシックロックとして扱うのは、早すぎるのではないか?