何か追われていることがないと日々の生活はこんなにも心の底から楽しめるものなのか、と思うここ数日。夏休みは既に4日過ぎたが、毎日友人達と楽しい日々を送っている。
まずは第一弾として、私の元ルームメイトだった韓国人の彼女宅を訪問。彼女は私がBridesmaidをした友人である。私と彼女はいろいろなことで感覚が似ているのでとても話が合う。彼女お手製の韓国料理を食べながら、ビールを飲みながら、ひたすら最近あったことを報告し合った。彼女は前に会ったときとは仕事場を変えていて、今は韓国人系アメリカ人の弁護士の個人アシスタントをしているらしい。前の仕事では不満が多かったが(何せ時間外に仕事が入っても、お金が支払われなかったり、社長が言ったことを片っ端から忘れて理不尽なことで怒られるところだったそうなので)、今の仕事に移ってからはとにかく毎日が楽しいらしい。
今の仕事場は前に面接をしたところから紹介されたそうだ。前に面接を受けた弁護士事務所は本当は私の友人を雇いたかったのだが、彼女の家が遠かったため(車で30分。40マイルほどの距離)、別の応募者を雇ったそうだ。そして今度その弁護士事務所の知り合いの弁護士がアシスタントを探していると言うので、彼女の履歴書をその弁護士に送ってもいいかと聞いてきたらしい。何てラッキーな。彼女は前の仕事に不満だらけだったので、ぜひお願いします、ということで、その弁護士さんと面接することになったそうだ。
何でも新しい職場は前の会社よりも10%給料を上げてくれ(ガソリン代を考慮して)、金曜日は午後1時まで働けばいいとのこと。そしてなにより上司の弁護士さんがとてもいい人らしい。クリスマスの休暇は10日くれることになっているし(こうすれば彼女も韓国へお里帰りができる)、もし何か用事があるときは前もって言ってくれれば、行って構わないと言われている。(その時間を給料から差し引くことなしに。)しかも弁護士さんは初めてのクライアントとの面接も彼女に任せつつあるらしい。韓国語と英語ができる彼女は、韓国人、英語を話す人どちらが来ても対応可だ。この弁護士さんは移民に関するケースを扱っているらしく、事務所も韓国人と中国人だらけの町にあるので顧客は必然的に韓国系の人のケースが多い。(ちなみにこの町で白人を見かけることはほとんどない。)
最近は少しずつ彼女へ頼む仕事も難しい内容となりつつあり、大事な書類の翻訳なども頼まれるようになってきたとのこと。しかし彼女は契約関係の書類翻訳は経験したことがなく、辞書とネットで調べながらこなしている。そしてこの弁護士さんは彼女の仕事を添削してくれ、頑張ったね、といつも褒めてくれるそうだ。元々真面目で仕事の速い私の友人は、今はパラリーガルのクラスを取り始めた。彼女のついているところは、彼女の旦那さんは大学で働いているため(彼はシステムエンジニア)、彼と彼女は毎学期1クラスずつ大学のエクステンションセンターでの授業が無料で授業が取れるのだ。なので自分のためと仕事のために、パラリーガルのCertificateの授業の一つを取っている。
今はとても頑張って仕事をしているらしい。通勤時間はちょっとかかるのだが、一日のうちで交通渋滞に巻き込まれてイライラするのは少しだけで、前の職場でいつも不満だらけで同僚と愚痴を言い合っていた頃と比べると、遥かにストレスは少ないらしい。それに何より新しいことを勉強もできるし、また上司もいろいろと教えてくれて仕事を任せたがっているらしい。そうやって今はとても頑張って仕事をしているらしい。こういう彼女を見ていると、私まで嬉しくなってくる。本当にいい仕事場が見つかってよかった。
昨日はまた別の友人に会ったのだが、長くなりそうなので、ひとまずここで第一弾終了。