昨日から「Silent Spring」を読み始めた。まだ30ページほどしか読んでいないのだが、それでも十分農薬の恐ろしさが伝わってくる本だ。アメリカの歴史のクラスの中で、「アメリカ人に初めて環境問題を意識させた本」として紹介されていたので、興味を持った。1962年に初版が出たらしい。
今回のように、歴史を勉強して時代背景をしっかり頭に入れてから、オリジナル言語で読む外国の本は初めてだ。(これは小説ではないが。)今までは、時代の流れやその本が書かれた当時の社会環境もよく知らずにただ読んでいた。その時代に作者がどうしても書きたいことを書いたのが本である。読む前に、どういう時代だったか勉強すべきだったし、読みながらも、どうしてそういうことを書きたかったのか、どうしてそういう考えになったのか、もっとしっかり考えるべきだった。恐らく相当肝心なことを見逃してしまっているだろう。
若い頃の読書時間、かなり無駄にしているな、恐らく。あー、もったいない。