「私は気にしない。」
「誰が気にするって言うのよ?」
こういう価値観が広まっている
アメリカ社会。
世間の目を気にしがちな日本社会とは、
まったく真逆な社会です。
人と違っていることはいいことである、
という価値観のもと、人目を気にしない、
人の言うことなんて気にしない、
という感覚を持つ人が、アメリカには多いです。
(全員とは言わないですよ。)
日本とアメリカ文化の
両方を知る私から見ると、
どちらも良くもあり、悪くもあり。
両方の国を足して、2で割ったら、
ちょうどいいのではないか、
と思うこともよくあります。
さて、日本人の私から見ると、
アメリカ社会を代表する言葉として
思いつくのが、「Who cares?」
直訳すると、
誰が気にするのよ。
↓
誰も気にしない。
↓
そんなことはどうでもいいこと、
という意味です。
言い方によっては、
「知ったことかよ!」と
強い感じにもなりますし、
人目なんか気にしなくていいのよ、
という励ましの意味でも使われます。
◆ 例えばこんな感じ。
もう中年と言われる年齢のあなた。
「今さらこんなことやったら
笑われるかしら?」と
アメリカ人の友達に言いました。
すると彼女はこう言います。
★ Who cares?
「あなたがそれをやろうとやるまいと、
誰がそれを気にするのよ。」
↓
「やったらどう?」という感じです。
◆ 友人の洋服、かなり擦り切れていて
ヨレヨレです。
「ね、新しい服買ったら?
その服、もう限界じゃない?」
すると友人は言いました。
★ Who cares?
「誰が気にするんだよ。」
↓
「人がどう思おうと知ったこっちゃない。」
↓
「どうでもいいだろ。」
親しい間柄だけで使われる表現ですが、
良くも悪くも、アメリカ社会を
とてもよく表している言葉だな、と思います。
特にロサンゼルス近郊では、
どうして「Who cares?」
という態度になるのかが、
生活していてよく分かりました。
その辺の事情をブログに書いてみました。
ロサンゼルスの周りって、
こんな感じなんですよ。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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