10日間もある長い休みなので、急に思い立って断食を始めた。クリスマスの夜、ご飯を食べた後、26日は水以外一切何も取らず、次の日27日も夕方6時頃まで何も食べず。そして6時頃バナナ1本食べて、3時間後にオレンジを1個食べた。そして今日28日はお昼にパンを牛乳でふやかしたものと、しばらく経ってから味噌汁（わかめだけ）を飲んだ。
つまり完全な断食は2日弱だけ。今は少しずつ物を食べていっている状態。昨日までは動き回っても大丈夫だったが、今日は朝から完全に低血糖のため、思考能力が低下、体を動かすのが億劫になる（散歩しようと思ったが、無理。）、目の前が何となくぼんやりとするなどの症状が現れ始めた。本当はもう一日、水だけで過ごそうと思ったのだが、今は大家さん夫婦も旅行中でいないため、一人のときに何かあっても困るので、とりあえず今日からは少しずつカロリーを摂っていくことにした。そのため先ほどどうにかスーパーへ行き（スーパーの中を歩くのも多少しんどくなっている）、バナナや玄米ご飯などを買ってきた。
意識的な断食は人生において二度目。一度目は施設に行って12日間水だけで過ごした。そのときは体重が最高時点で8kgほど減り、そしてその後7日間おかゆを少しずつ食べた結果、3kgほど戻り、最終的には5kgほど減って施設を出た。しかしそのときの目的はダイエットではなく、体（精神）を鍛えるのが目的だったので、体重の減少はおまけに過ぎなかった。断食後は、予想通り体調がとてもよくなった。ひどかった自律神経の乱れによるめまいや頭痛もまるでなくなり、爽快な気分だった。
そのときの爽快感を覚えているので、いつかまたやろうとは思っていたものの、なかなか条件が整わなかった。2日以上の断食は思考能力が著しく衰えるので、仕事や勉強をしなければならないときは無理。2日断食するとしても準備期間と体を元に戻すために3日は必要。なので5日間何もしなくていいという日がないと、なかなかできない。そしてなおかつ一人でいることができ（←邪魔されないためにはこれが大事）、家に引きこもっていても大丈夫なこと。
今回急に10日間休みになった。何も予定がなく、そして完全に一人でいることができる日が数日。こんなチャンスは滅多にない。そう気づいたクリスマスの日、急に思い立ち、その日の夜から実行し始めた。
私は日常生活をしているときはおなかがすくと、胃が痛くなる。そして空腹時にそのまま何も食べることができないでいると、しばらく胃痛が続いてしまう。そのため空腹時は我慢をせずになんでもいいからとりあえず胃に入れることにしている。しかし休みのとき（または安静時）は空腹でもそれほどの胃痛を感じないから不思議だ。今回も26日の朝は多少の胃痛はあったが、その後は胃痛も消えた。また二日目からは内臓のいろいろなところがひくひく動くのを感じ出した。しかしそれもまた消えた。
今回の休み中はいろいろとPC関係を勉強しているのだが、今朝からはそれが全く頭に入らなくなってきた。文字を読んでいても意味がない。ぼうっとしてしまって眠くなってきた。なのでそろそろ切り上げ時かな、と思い、3時間ほど前にパンを牛乳に浸して食べた。さらに1時間ほど前に味噌汁を作って食べた。今日は多分、あとでバナナくらいは食べると思う。そして明日とあさってはおかゆを食べる予定。しあさっては普通に食べる。
断食をしていいことは、断食後に胃が小さくなること、食べ物がおいしく感じられること、爽快感に浸れることだと思う。実際に数値がどうなったという健康診断はしたことがないのだが（私は元々内臓に悪いところがないため）、体が軽くなってより健康になったような気分にもなれる。
そして長い間の断食を経験すると、誰もが肌がきれいになる。これは前に断食をしたところで、老若男女すべての人が経験したこと。びっくりするほど皆肌がきれいになって驚いたことがある。もう60歳近いおばさんも自分の肌の感触に大満足していた。消化器系の内臓を休ませると、ここまで肌がきれいになるんだなと、そのときは実感した。今回はたった二日間の断食だし、私は元々毎日肌がつるつると自分で感じている人なので、劇的な変化はなかったが、それでも手がいつもよりもすべすべになった。潤ったというべきか。
先程食べたパンと牛乳が効いてきたのか、少し頭が働くようになった気がする。どうにか勉強に戻ることができそうだ。
