前回の記事で、
英語は誰でもモノにすることができる、
と書きました。でもそのためには、
◆正しい方法で、
◆長く続けること、が大事であるとも述べました。
今日はそこからさらに一方進んで、
どうすればそれができるのかについて考えてみましょう。
私が思うに、英語の勉強は
スポーツみたいなものです。
基礎文法力、単語力(見ても聞いても分かる)、
構文力に、瞬発力などの応用力がついて、
(+文化的な背景知識)
初めて使えるようになります。
なのでスポーツと同じように、
・何が目的で、
・どのレベルまでを目指すのかを、
まず自分自身で設定しないとなりません。
漠然と何となくやらないとまずい、
という義務感だけで勉強したり、
何となく話せるようになれたらいいな、
と思っている限り、
英語の勉強は続けられません。
なぜかと言うと、英語の勉強は
スポーツと同じように
最初は実感できるような効果を
すぐに感じられないので、
モチベーションを維持していくのが難しいからです。
でも人は、目的があれば、
続けられるものなのです。
スポーツを例にしてみましょうか。
例えば大会でいい成績を取るとか
(高校球児なら甲子園に出るとか)、
ゴルフのシングルプレーヤーになるとか、
フルマラソンへの挑戦が目的だとします。
あなたはこれらのゴールを今日決めて、
3か月後には叶っているはずだ、
とは思わないですよね。
毎日少しずつ走ったり、筋トレをしたり、
道具の使い方について研究したり、
何百回も練習して体得したり、
少しずつ日々の努力が大事だ
ということは分かるはずです。
英語の勉強も同じだと思ってください。
すぐに効果は感じられないのです。
スポーツと同じように、
基礎訓練を日々続けていくうちに、
とある日突然、最初のステップを
クリアできるというものだからです。
イメージにすると、こんな感じです。
私はこれを『英語の上達階段』と名付けました。
頑張っていると、とある日、
次の段階へ、ひょこっと上がれるようになります。
「あぁ、やっとこれが分かったような気がする。」
という瞬間です。
でも大抵の人が諦めてしまうのは、
この横の部分を進んでいるときです。
そういう人たちは、
絶対に次の段階へ行けるということを
知らないから諦めてしまうんです。
あるいは頑張っている割に
先へ進まないから、と。
でも英語の勉強は続けている限り、
確実へ上の段階へ行けるのです。
スポーツですと、身体的能力も関係してきますが、
英語の場合は、日本語が問題なく話せる人なら
必ず上ることができる階段です。
勉強しているのに、なかなか
上達している気がしない長いステップ、
このステップは次の段階へ進むために
欠かせない我慢のしどころなのです。
ここを乗り切るために、目的地が必要なのです。
TOEICで何点を取る、
海外ドラマの英語を聞き取る、
留学を目指す、
仕事でメールを書けるようになりたい、
子供の英語の質問に答えられるようになりたい、
目標は人それぞれだと思います。
でも人のことはどうでもよく、
あなたが目指すゴールを決めてください。
目指すところがあれば、
この横の長いステップも頑張れます。
魔法の英語勉強法がないのなら、
ゴールに向かっての時間という投資は、
すべての人に必要なことなのです。
繰り返しますね。
英語はスポーツと同じものだから、
すぐにはできるようにならない。
でも目標があると、
確実にそこへ到達することができるもの。
なので、
・何が目的で、
・どのレベルまで目指すのかを、
しっかりとあなた自身でゴールを定めることから
英語の勉強は始まります。
[ 1 ] 英語は誰でもマスターできる。
[ 2 ] 英語をモノにするために、絶対に欠かせないこと。 ( ↑この記事です。)
[ 3 ] ゴールなしには、ゴールへたどり着けない。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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