こんにちは、ゆいたです。
先日 Twitter で、アメリカでビザや永住権を取るのは
大変と聞きましたが、本当ですか?と質問を受けました。
で、ここで答えを書いてみたいと思います。
それは大変だと思います。
考えてもみてください。
何で、アメリカ政府がわざわざ外国人にビザや永住権を与えるのか。
ひょっとしたら、外からやって来る人たちが
アメリカ人の仕事を奪うかもしれません。
なのになぜわざわざ外国人に住んでよい許可を与えるのか。
国が考えることは、一つです。
それはその国に住みたい、その国で働きたいと言っている
その人が一体どれくらい自分の国にとって役に立つ人なのかどうか。
これに尽きます。
つまりその人が何かにおいて優れていたり、
高い知識や特別技術があるため、その国の発展に貢献できるとか、
あるいは特別な仕事経験があるために使える人材であるとか、
その国に投資をしてくれる人とか、
とにかくその国にとって、有益である場合に許可が下りるのです。
日本でも同じことです。
例えば、10年少し前のサッカーのワールドカップ、
帰化したブラジル人が日本代表として参加しましたよね。
あのときは、かなり速いスピードで帰化申請に対して
許可が下りたと覚えています。
日本政府が彼に日本代表として試合に出てほしいという
思惑があったからこそのスピード許可だな、と私は思いました。
ま、真実は分かりませんが、私の目にはそう映りました。
つまり特別な技術や仕事経験を持っていない、
学歴がない人(仕事経験もない人)は、
その国にとって、別に来てもらわなくてもいい人材、
ということになります。
(留学生は別の話です。公立大学の場合、
留学生からはたくさんお金が取れます。なので、
留学生はお金を落としてくれるありがたい人たちです。)
あとは特別な事情がある場合も、永住権は考慮されます。
その国の市民と結婚しているとか(する予定も含めて)
家族の誰かがその国に住んでいて呼び寄せられるときとか、
その国の二世、三世であるとか。
日本でも日系ブラジル人の人が日本で永住権、
そして市民権を取ることは多いですよね。
アメリカ、日本、どこの国であっても、
住んでいい許可を与える基準はほぼ同じだと思います。
その国に何かしらの貢献をしてくれる人か、
あるいは特別な事情がある人か。
物事を考えるとき、自分の立場からだけではなく、
反対側の立場から考えると、自分がどう行動すればいいのか
見えてくることもあります。
つまり、自分がその国の大統領や首相であったなら、
どんな人に自分の国へ来て欲しいかを考えてみると、
分かりやすいと思います。
P.S.
ちなみに、私は上記のどれでもない方法にて
アメリカへ残ることになりました。
興味のある方は、私の昔のブログを読んでみてください。