「日本帰化しようと思わない理由
Why I don’t want Japanese Citizenship」
この動画、たまたまYouTube の関連動画で
出てきたのですが、タイトルに引かれて
つい全部しっかりと聞いてしまいました。
とても興味深い内容でした。
私の場合は海外にいる日本人ですが、
私がいる南カリフォルニアでは、
誰が元々のアメリカ人なのかは
外見からは判断できません。
ですので、動画の中で彼女が言っていた
誰がカナダ人かそうでないかは
話してみないとわからないというのと同じです。
しかも移民だらけなので、私の場合、
暮らしていて特別に見られたり
違うように扱われることはほとんどありません。
特にロサンゼルスの東側は
中国人がとても多い地域なので、
アジア人ばかりのところもあります。
また私が通った University of California は、
どの大学もほぼ3分の1くらいがアジア人ですので、
マイノリティであるという自覚は、
全く持って私は持っていないですね。
いろいろな人たちで成り立っているので、
私はそれほど違和感や疎外感を感じていませんし。
でもこれが日本みたいな国だと、
やっていくのは大変だろうなと想像します。
日本社会では外見がアジア人でないと、
何となくいつまで経っても
「自分たちとは違う人」として
扱われてしまうような気がします。
多少は仕方がないとは思うのですが、
日本の人の場合は外見だけでかなり判断しますよね。
同じか、そうでないか。
移民の人が少ないから
(あるいは移民でも似たアジア人が多いから)
そう思ってしまうのは仕方がないかもしれません。
でもそれによって疎外感を感じている人も
(日本に暮らしていてもアジア人に見えない人たち)
多いのではないかと思います。
前にこの記事でも取り上げましたが、
日本語が話せて
日本に暮らしている外国の人でも、
最初は日本語でなく英語で話しかけられてしまうとか。
そんなに特別に構えなくっても
いいと思うんですけれどね。
私はアメリカでは英語でしか
話しかけられませんから、
同様に日本でなら誰に対しても
日本語で話を始めてもいいのではないか、と
思っているくらいなので。^^;
日本語が話せても、日本社会に暮らしていても、
やっぱりどこかで日本人には
違う扱いをされていることに
気付くのだろうなーと思います。
私は置かれている状況は違いますが、
日本国籍を取得しないと言う彼女の気持ちは
よくわかります。
私も海外で暮らしていて
ほとんど疎外感は感じませんが、
それでもやっぱり場所が変われば、
「あれ?今のって、差別された?」と
感じることは時たまあります。
アジア人があまりいない地域に行けば
そういうこともあります。
明らかな差別ではなくても、
何となく距離感を感じたりとか。
ま、それは外国で暮らす人は、
誰もが多少は経験することだと思います。
(自国の人とだけ付き合えば、
そういうことはないかもしれませんが。)
でも上にも書きましたように、
南カリフォルニアでは
私はそれほどマイノリティではないので、
あまり何も普段は感じません。
ですが、ビデオの彼女のように、
日本社会にいる西洋人という立場だと
人の態度からもっといろいろと感じると思います。
また確かに二重国籍が取れないのは、
大きな理由にもなると思います。
それは自分のルーツを変えるようなものですしね。
いろいろと考えさせられる話でした。
一度見てみて、
外国の人への接し方に、
日本人に対するときと違いがあるかどうか
振り返ってみるのもいいかもしれません。
私がどうやって29歳から英語を勉強し直し、
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
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