先日、我が母校からメールが届きました。
なんてことはない、寄付のお願いメールです。
これは公にして構わないメールなので、
日本で英語を勉強している人のために
シェアしてみることにします。
TOEIC試験の問題みたいですね。
実際、英語のメールってこんな感じです。
赤い文字で、注釈を加えてみました。^^
写真は、カフェやお店が入っている建物から
まっすぐ校舎の方へ向かっている
Bruinwalk と言われるところです。
なつかしい…。
何度この道を歩いたことか。^^
地図で言うと、この辺り。
赤い矢印の辺りで写真を撮ると、こういう写真になります。
ちなみに、ピンクの矢印は、UCLA内で一番いいところなので、
もし訪れることがありましたら、
ぜひ矢印の方向に歩いてみてください。
青空の日は、最高です。
何度、この大学の学生でよかったーと思ったことか。^^
地図を折角載せたので、
少しだけ広さについても触れておきます。
大学内はとても広いです。地図で見ると小さいですが、
端から端まで歩くと、相当な距離があります。
一度、校舎の近くの駐車場が取れず(学期ごとに抽選です。)、
遠くの方の駐車場から
授業のあった校舎の辺りまで、
30分くらい歩かないといけなかったこともあります。
地図の青い○が駐車場があったところ、
そして青い点線の辺りが、授業がよくあった校舎です。
地図で見ると、近く見えるでしょうが、
歩くと30分くらいかかります。^^
時にはもっと遠いところの校舎での授業もあり、
駐車場へたどり着くのに40分歩いたこともあります。
学校の地図の話はこれくらいにして、
さて届いたメール、続きを読んでみます。
最初は、挨拶から始まっていますね。
直訳すると、UCLAコールセンターから、
こんにちは、みたいな感じでしょうか。^^
で、最近電話かけようとしたのだけれども、
できなかったと言っています。
なぜなら記録が古いものだったからだそうです。
tried to call you: あなたに電話をかけようとした
share: 共有する
be unable to: できない
reach 人:人に届く → 連絡する
because: なぜなら
are out of date: 期限が切れた、時代遅れ、という訳が
辞書には載っていますが、この場合は、
更新されていなかったとか、
古かったからとか、
最新のものでなかったから、
いう訳の方がしっくりきます。
次の段落は、またまたbecause が出てきていますね。
Because 節 をこうやって文の最初に持ってきて
理由を述べるときは、必ずカンマが入ります。
でも because 節が後ろに来るときは、入りません。
つまりこういうことです。
Because S+V, S+V.
S+V because S + V.
the Bruin family: これは何かと言うと、
UCLAの学生は自分たちのことを Bruin(s) と言うのです。
熊さんのことなのですけれど。
アメリカの高校、大学には、マスコットみたいのがいて、
UCLAは、熊(=Bruin)なのです。
なので、the Bruin family と言っているわけです。
要は在校生、卒業生をひっくるめて、
一つのグループとして扱っているわけです。
ちなみにマスコットの Bruin は、これです。
さて、続きに行きましょう。
I hope you will ~: ~ してくれるとことを望みます、
これだと、日本語だと変なので、
「~してくれると、嬉しいのですが」 くらいの訳でいいと思います。
ちょっと上のメールの写真と
記事の内容が離れてしまったので、
もう一度ここにメールを入れておきます。
私たちが連絡できるように、
君の情報をアップデートしてくれると嬉しいなー
と言っています。
so で、~ができるように、と目的を表しています。
これって、so that + 主語 can (will, could, might, would…) の形で、
that が省略されています。
こういう目的を表すときは、カンマは入れません。
そして、can や will などの 助動詞が
so that の後ろに続きます。
私は昔、こういう構文などは理屈で覚えようと
していたのですが、今では何も考えなくても、
日本語と同じように英語が読めるようになりました。
それはなぜかと言うと、
それはそれはたくさん英語を読んだからです。^^
(よく覚えていませんが、学生時代、50ページくらい
毎日読んでいたような気がします。)
文法事項を一通り勉強したら、
あとはひたすら読みまくることで、
そういう感覚が養われますので、たくさん読んでくださいね。
多読は英語学習では、避けられない道なので、
英語をしっかりと使えるようになりたい人は、
TOEICのリーディング問題全部くらいの量を
毎日読むことをお勧めします。
さて、メールに戻ります。
stay in touch: 連絡を取る(取り続ける)
share your updated information with the university:
何かを誰かとシェア(共有)する
the university: この場合は大学のセンターからの
お知らせなので、どの大学を指しているのかは明らかですね。
なので、the が付いています。
visit this website: サイトを訪ねるは、
日本語と同じで visit を使います。わかりやすいですね。
この後、もう1段落あって、
そこで寄付のお願いが出てくるのですが、
ここら辺で止めておきます。
最後は
Sincerely,
で終わっていて、
その下に数行空けて、名前とコールセンターと
書かれています。
役職があれば、名前の下に役職を書きます。
こういう感じで、英語のメールは書かれます。
TOEIC対策になりそうですね。^^;
アメリカでは、こういう寄付のお願いが
結構いろいろ届きます。
私の母校、UCLAは、言わずと知れた公立大学。
全米で一番願書を集める人気大学ではありますが、
私立の大学と比べたら、予算なんてはるかに少なく、
競争力を保つのは並大抵の努力ではないでしょう。
カリフォルニア州が運営している大学なので、
余裕なんて全然あるわけがありません。
実際私が通っていた頃も、
一クラスの人数が増やされたりして、
どうにかやっているような感じでした。
というわけで、こういうメールが届くと、
たまには私も寄付しようかなーと思う今日この頃です。
そうそう、今日ここに出てきた単語は、どれも必須単語です。
英語を話したいのなら、当たり前のように
知っておかないといけない単語ばかりですので、
何度もこのメールを読んで忘れないようにしてください。
こういうメールは実際に、覚えてしまうまで
毎日音読するといいと思います。
そうすると、実際に自分で書こうと思ったときに
何も考えなくても、文章が書けるようになります。
私、大昔に、英語の速記の練習をしたことがあったのですが、
そのときのテキストが、英語のレターだったんですね。
毎日速記の練習をしていたら、
ついでにレターの内容も覚えてしまいました。
速記の部分は忘れてしまいましたが、
そのとき覚えたレターの一部は、
20年経った今でも覚えています…。^^;
また何か公のメールなどがありましたら、
シェアしたいと思います。
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