絶対話せる!英会話

英語を話せるようになるためには。[後編] (#260)

この記事は5分で読めます

今日は昨日の続き
「英語を話せるようになるためには」の後編です。
昨日の記事を読んでいない人は、
先にそちらを読んでくださいね。

では、続きです。

 

昨日は、「英語で話したい、書きたい場合、
普段使っている日本語の文を、
そのまま英語へ訳してはいけない」とお話しました。
なぜなら、日本語に引っ張られて、どうしても
単語一つ一つを訳してしまいがちだからです。

では、英語らしい英語を話すようにするには、
実際にはどうすればいいのか、今日は考えてみましょう。

 

日本語を訳しやすい日本語へまず変換する。

心構えの三つ目。

それは、英文を作ろうとするときに、
小さく考えるのでなく、大きく考えてみることです。

つまり、日本語の文章そのものを

訳そうとするのではなく、
自分が一番伝えたいことは一体何か、
その伝えたいことは、英語では何と言うのだろう?
と考えてみるようにしましょう。

 

そうして普段の日本語を

そのまま全部英語にするのではなく、
伝えたいコアの部分を、取り出します
更にそれを、英語に直しやすいような

日本語に置き換えるのです。

 

最終的には、日本語は無くしたいところですが、
最初のうちは、日本語を英訳するのも
仕方がないことです。

 

昨日の例を使って、説明してみます。

例では、「 今「席にいない」 から、
電話に出ることができない」ことを

伝えたかったわけです。

 

でも本当に伝えたいのは、

「席にいない」ではなく、
「その場にいない」から電話に出れない

ということですね。

なら、それを英語では何て言うのだろう?と

考えてみることです。

日本語「席にいません。」
→ 言いたいこと「その場にいない。」

 

こうすると、日本語の「席を外している」の
【席】という単語からは、

とりあえず逃げられます。
すると、日本語をそのまま直訳することは

避けられます。

「いない」と考えると、
「He is not in the office at the moment.」、

「at the moment」が出て来ないなら、

「He is not in the office right now.」と
きちんと相手に伝わる英語ができあがりますよね。

これなら、中学二年生くらいでも作れる文です。

 

要は、こういう風に、最初は
一般的で訳しやすい日本語に置き換えるのです。
そしてそれを英語で表現します。

これができるようになるだけでも、
英語はとっさに簡単な言葉で

言い表せるようになります。

 

よく日本の人は、

その日本語を英語に直す際に、
それに該当する英単語を知らないと、

固まってしまいます。^^;

そうではなくて、

「あ、その単語知らないや」と思ったら、
とっさに別の表現を使って説明するのです。

言い方は一通りではないですよね?
このとっさの切り替えが、

実は英語を話すときには
大事になってきます。

 

私だって、言えない言葉はたくさんあります。
でも「あ、その単語、知らん。」と思ったら、
別の表現で同じようなことを説明します。
この切り替え、本当にとても大事です。

なぜならとっさに思い出せない単語は、
焦っている状況で、なおさら思い出せません。
それなら、言いたいことのコアの部分を取り出し、
別の表現をするまでです。

(※ 私の場合は、日本語は入っていませんが、
詰まったら、とっさに言い回しを

変えると言う点では、
やっていることは同じです。)

 

こういう風に、最初のうちは、

言いたい日本語を
英語に訳しやすいような日本語に変えて、
英語に瞬時に直すというのも手です。
2秒以内くらいでそれをやれば、
会話が途切れることはないと思います。

 

英語で言えなかったことは、そのままにしない。

さて、頑張っても

英語でとっさに言えなかったこと、
これはそのままにしないで、
きちんと自分で必ず英作文をします。

 

最初のうちは、調べるために、
日本語を使わないとならないかもしれません。
でも自分でグーグルするなりして、

文章を作る練習をします。

 

そしてできた英文を、

英語ネイティブスピーカー
(= きちんと大学を卒業した人たち)に

添削してもらいます。
(※ 英語ネイティブスピーカーであっても、
正しい文章が書けない人はたくさんいますので。)

英会話学校に行っている人は、

その状況を説明して、
先生にその場面にふさわしい英語を
作ってもらうといいかもしれません。

 

でも一度自分で文章を作ってみてから、
日本語英語を直してもらってくださいね。

(決して英会話学校を

お勧めしているわけではありません。
今英会話学校に通っているなら、

そうやってお金を払った分、
しっかりと英語ネイティブスピーカーを使って

元を取りましょう、と言っているだけです。)

 

とにかく、普段使っている日本語を
そのまま翻訳するのではなく、
「自分が本当に伝えたいことは何か」、
これを考えて
英語を作ってみる練習をします。
そして出来上がった英文を添削してもらって覚えます

そしてそれを、片っ端から覚えていきます。

 

イメージを使って、疑似体験しているかのように音読する

今度は、その出来上がった英文を、
自分の気持ちを表す表現

(感覚が理解できた英文)を、
その話す場面を実際に想像して、

気持ちを込めて音読します。

 

上の例では、
「彼はその場にいないから電話に出れない」ことを、
実際に人に説明するのです。

つまり一人演技です。

 

そのシーンを、頭の中にイメージして、
実際に電話口で人に教えてあげるように
「I’m sorry he is not at his desk.」を
100回くらい音読(暗唱)するのです。

受話器を持つ真似も、立ち上がって、
少し離れた彼の席をチェックする動作もしてください。

 

「今席にいません。」

=「He’s not at his desk.」と、
日本語訳と英語を1対1で覚えようとするのではなく、
「今、その場にいないから、電話になれない場面」を
イメージして、練習するのが大事なのです。

 

すると、あなたの頭の中のイメージと、
英語がそのまま結びつくようになります。
こうなると、少なくても、その英語を話すために、
日本語はもう要らなくなります。

 

毎日100回を3日~1週間もやれば、
実際にそういう場面に出くわしたとき、
もう日本語なんて考えずに、
英語が口から出てくるようになってきているはずです。

 

要は頭の中に、「場面のイメージや絵を描いて、
それをそのまま英語にする」感じです。
こういう練習をたくさんしていきます。

すると段々と、
あなたの中に体験として

使える英語のストックが増えていきます。

 

英語をずっと勉強しているのに、

話せないと言う人は、
まず音読が足りません。そして音読は、
「自分の頭の中の考えや気持ち」と

「その英文」を結び付けるようにしないと、

使えるようにその表現を覚えると言う点で、

効果がありません。
棒読みではダメなのです。

 

単なる丸暗記ではなく、実際に使っているように
イメージをしながら音読をする。
そして最終的には一人演技になるまで、繰り返す。
これが大切です。

 

ここまでやると、英語のその言い回しと、
自分の感情が一致する体験ができます。
要は疑似体験ですね。

 

すると日本語を間に挟む必要はなくなります。
ここまで音読(一人演技)するのが、

英語を使えるようになるコツです。

そして、これが
「あなたの頭の中の考えと、英語を直接結びつける」
ということです。

 

「日本語でもなく英語でもなく、

あなたの頭の中に
わき起こった感情や考え」を場面を想像して

イメージしてください。
そしてそのイメージと「英語表現」と結びつけるのです。

 

英会話表現を音読するときにも、

同じことをします。
つまり日本語訳と英語を

単にぶつぶつと唱えて暗記するのではなく、

どういうときにその英語が使われるのか、
その状況をイメージして音読するようにするのです。

こういう擬似体験によって、

英語の話せる力は大分変わってきます。

 

これを続けると、最終的に英語を話せるようになります。
あちこちに手を出すよりも、疑似体験をして、
使えるフレーズを毎日一つでも

増やしていきましょう。
一年経てば、365フレーズ使えるようになりますからね。
(※ フレーズは音読する前に、
きちんと意味文法を理解しておくこと。)

 

300以上の英文をすらすらと言えるようになったら、
英語は相当話せるようになっているはずです。^^

そして実は、このイメージを使った
「なりきり音読・一人演技」こそが、

私を「英語が使えない人」から

「英語ユーザー」へ変えてくれたのです。

 

英語を使えるようになった人たちの

言っていることは、ほぼ同じです。

イメージして、音読、これに尽きます。

 

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