手伝ってもらいたいことって、
日常生活でたくさんあります。
今日はそんなときに、相手に
お願いをする前に、話しかける方法です。
私のオフィスでは、よくこんな感じで
お願いされます。
◆ オフィスで仲のよい同僚があなたに
「ちょっと助けてほしいのだけれど。」と言いました。
☆ I need your help.
この後、同僚は「このグラフの作り方が分からない。
すぐに仕上げないとならないのだけれど、
どうやるの?」などと聞いてきます。
言い方にもよりますが、
「need」が使われると、
あ、何やら私のことが必要なのだな、と思います。
◆ パーティの用意をしています。
もう間もなく開始時刻なのに、まだ準備中。
そこへ親友が現れました。
すかさずあなたは助けを求めます。
・ I need your help !
こういう場合は、「want」 ではなく「need」 を使います。
手伝ってほしいではなくて、もう時間がないので
あなたの手伝いが必要なのだけれど、になります。
というわけで、
「want」と「need」には、違いがあります。
ネットで面白いクイズを見つけたので、紹介します。
やってみてください。下線の部分には、
「want」か「need」を入れてください。
( ) の中はヒントです。
(1) 「want」と「need」は、
どちらの方が意味が強いでしょうか?
(2) We all _______ water to survive.
(生き残るために)
(3) I ______ pizza for dinner tonight.
(今晩の夕食のために)
(4) ‘_______’ expresses desire.
(強い望み)
(5) ‘_______’ expresses necessity.
(必要なこと)
分かりました?答えは以下のとおりです。
(1) need (2) need (3) want (4) want (5) need
「need」は、必要性。つまりその話し手にとって、
それは必要なことなのです。
ですので、「want」よりも意味は強いのです。
上の例ですと、水はどうしても必要なもの。
でも、夕食はピザでなくてもよいわけですし、
今日の夕食にピザがないと困るということはありません。
ですから(3)は、「want」になります。
最初の例、同僚が「I need your help.」と
言ったのは、その必要性からです。
自分一人ではできないので、
「助けて。手伝って。」と言っているのですね。
昨日の表現と合わせると、簡単にお願いができます。
・ I need your help.
Can you show me how to make a graph?
「ちょっと助けて。グラフの作り方を教えてくれない?」
「want」と「need」、
使い分けてください。
今に至ったのかの勉強法については、
こちらのPDFにまとめています。
ダウンロードはこちらから。