絶対話せる!英会話

海外で生活していくためには。

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こんにちは、ゆいたです。

今日は海外で生活していくのに必要とされる資質について、
書いてみたいと思います。

絶対に欠かせない資質、それは何と言っても、
人に任せないで自分のことは自分で解決する、
そしてきちんと主張する、ということに尽きると思います。

◆日本のサービスは世界一。

日本を一歩出たら、自分のことは自分で全て行う、
例えできないとしても、先へ進む方法を自分の力で探し出す、
こういう力が必要です。
ま、これらは、人が人として生きていくために必要なことですが、
日本人は結構これができない。(私もそうでしたが。)
なぜかと言うと、日本はとてもサービスのよい国なので、
日本の人は日ごろから至れり尽くせりのサービスに
慣れてしまっているからです。
そしてそれを当たり前とも思ってしまっていますし。

とにかく何をしなくてもほとんどがスムースに進むのが日本なので、
日本人は何か主張をしたり、交渉したりしなくて済むように
世の中が出来上がっています。
なのでわざわざ主張したり交渉する機会は少ないですし、
とてもシステマチックに物事が進むので、
そこに疑問をはさむ余地もありません。

プロセスの間違いは少ないですし、
もしサービスを提供する側が間違えば、
相当丁寧にお詫びが伝えられます。
またカスタマーサービスへ連絡をすれば、
全員が同じ答えをくれますし、
私たちはいつだって、お客さんとして丁寧に扱われます。

これは大変快適で素晴らしい環境なのですが、
一歩海外へ出ると、今度は私たちのそういう慣れきった感覚が、
弱点となってしまうのです。
この日本のような環境を当たり前だと思い、
それが他の世界でも通用すると思うと、
大きな間違いのもとになります。
海外へ出ると、日本では何もしなくても手に入ると
思っていたものが、手に入らないことがしばしばあります。

◆外国のことは、はじめは何も知らない私たち。

また外国での常識は、日本の常識とも当然違い、
物事の進め方も違うため、誰も教えてくれる人がいない場合は、
自分で一から調べて行動をしないとなりません。
社会的なバックグラウンドや、生活していくための知恵を失うと、
人は無力になるということも覚えておきましょう。
時には、自分が何も知らない
小学生に戻ったような感覚に陥ることもあります。

これはどういうことかと言うと、
アメリカでは誰もが知っていることを、私たちは知らないからです。
例えば、アメリカでは運転免許証が欠かせません。
車社会ですから当たり前ですね。
でも想像してみてください。
いきなり日本からやってきて、免許を取ろうと思ったとき、
あなたはまずどこへ行けばいいか、分かりますか?
日本なら免許センターへ行けばいいのだな、ということは分かりますが、
あなたはアメリカの免許センターの名前さえ、知らないと思います。
アメリカ人なら多分子供でも知っている知識でしょう。
でも私たちは知りませんよね。

また別の例を挙げてみます。
アメリカは実は大変なクレジット社会で、
人はあまり現金を持ち歩きません。
でもクレジットカードがないと、買い物も大変です。
じゃ、クレジットカードを作ろう、と思ったときに、
一体どこへいけばいいのか?
すぐに発行してくれるのか?何を持参すればいいのか?

◆自分のことは自分で解決する。

私たち外国人は、こういう生活に役立つ情報を、何も知らないのです。
こういうことを一つずつ塗りつぶして、
快適な生活を一から切り開いていかないとなりません。
なので、何事も自分一人で解決する力、そして手段を見つけ出す力が
必要になってくるわけです。
(留学生の場合は、学校でいろいろと質問ができます。)

◆おかしなことには、立ち向かうこと。

そしてまた、主張することも大事です。
とにかく海外では物事が全く日本のように進みません。
これはしっかりと覚えておきましょう。
私は今まで海外で、日本のサービスに匹敵するサービスに
遭遇したことはなく、どこへ行こうが、いつも不満が残ります。
私は日本のサービスに慣れてしまっているので、
それ以下の扱いには不快感を感じるわけですね。
でもいつもイライラしていても疲れるので、
最近はどこへ行っても、「ここはまだ発展途上の地域だから」
と思うことによって、ムッとするのを防いでいます。

例えば、アメリカではカスタマーサービスへ電話をすると、
人によって言うことが違うのは日常茶飯事です。
大学の窓口でも、職員の言うことが人によって違ったりします。
じゃ、一体何を信じればいいのよ?ということになりますが、
日を改めて、人を変えて話をもう一度して、
自分に都合のいいことを言ってくれる人を見つけるまで頑張ることです。^^
時間がかかりますが。
そしてそれをしっかりと覚えてメモをしておくこと。
後々、受け取れると思ったモノやサービスが受け取れなかったときのために、
常に控えは取り、用意しておくわけです。

時には、
「前に電話したときには、誰々がこう言ったけれど、届かない。」
と伝えても、
「彼女は話がわかっていなかったから、そう言っただけで、
それは間違っていた。」と他の人が言った前言を撤回されたりもします。
そこで、「ああ、そうなんですね。」と引き下がっては、
不利な条件を飲むことになります。
こういうときの正しい反応は、
「じゃ、マネージャーに変わってくれる?」です。^^

で、マネージャーに、誰々に何月何日にこう言われたのだけれど、
今日は誰々にこう言われた、何で言うことが違うのか?
先に言われた条件で納得していたのに、
なぜ違うことを言い出すのか? と説明するわけです。
すると大抵の場合、アメリカでは最初の条件を呑んでくれます。
もちろん内容にもよりますけれど。

◆アメリカはすべて交渉次第。

つまりアメリカは何事も交渉次第なのです。
よく言えば交渉上手が得をする、
悪く言えば、言った者勝ちの社会です。
だから何も言わないと、どんどんと損をすることになります。
またアメリカ以外でも、
交渉したらやってもらえることもありますので、
どこでも一応交渉してみることは大事です。

こういうことをできない人は、海外へ出ても
日本人社会の中だけでしか生きていけないということになります。
で、現地のサービスと比較して、べらぼうに高い日本人による
サービスを受けて、生活していくことになります。
そういう地域には、日本からの駐在員の人が多く生活しているので、
英語が話せない人たち用のサービスがあるわけですね。
ま、お金が有り余るのなら、
そういうところのサービスを利用するのも良いでしょうが、
個人的な成長と英語力アップは望めない
アメリカ生活を送ることになるでしょうね。

 ◆人は困ると誰でも行動する。

海外旅行の例をあげましょう。
もし外国へ一人旅をしているときに、
スリにパスポートなど一式の入ったカバンを
盗まれたとしたら、どうしますか?

もちろんどうにかして日本大使館の場所を探すと思います。
英語が上手に話せないから、
誰かに日本人の人が通りかかるまで
待とうなんて思わないですよね。
誰も知り合いのいない場所で、
一人で窮地に陥っているわけです。

英語が上手に話せるかどうかの問題ではないですよね。
何が何でも自分で大使館へたどり着き、状況を説明すると思います。

クレジットカードを盗まれた時も同じでしょう。
有り金全部盗まれた時も
どうにか旅を続けるために(あるいは帰るために)
大使館や地元の警察に行くでしょう。
それらの場所が分からなければ、そこら辺を歩いている人に
分かるまで声をかけまくるでしょう。
こういうときには、とっさのサバイバル能力が発揮されます。

◆探して、交渉して、主張する。

海外生活というのは、こういう海外旅行の延長に過ぎません。
自分の主張をきちんと伝えて、問題に対処する、この連続です。
何かあったときには自分で解決しないとならないのです。

例えば、
・アパートをどこで探すのか、
・どこへ連絡をすればいいのか、
・車の保険はどこが一番いいのか、
・車はどうやって手に入れるか、
・電気や電話の設置はどうするのか、
こういう小さなことから自分で見つけていかないとなりません。

日本でも同じことをしますよね。
でも海外では勝手が違うので大変さが増すわけです。
言葉の問題もあります 。

そして環境も全くちがいます。海外では、日本の常識が通用しません。
周りの人を納得させて、対処してもらい、
物事を少しずつ前へ進めていく必要があります。
なので一つ一つ主張をして、
相手を納得させて動いてもらわなければなりません。

アメリカに限って言えば、事務作業の間違いがとても多い国です。
大雑把に言ってしまうと、アメリカ人は確認をしない人たちなんですね。
なので事務作業にとても誤りが多い。
お金が戻ってくるはずなのに、戻ってこない。
病院でお金を払ったのに、また請求書が届いてしまった。
こんなことはよくあります。

でも、もちろん泣き寝入りはできないですよね。
ヘタクソな英語でもいいので、
「おかしい」と相手に主張しないとなりません。
誰も助けてくれないのですから、自分でやらなければなりません。
当たり前ですね、自分のためなのですから。

これは最初は本当に大変で面倒です。
でも実はこういう怒りの電話などが、英語力アップの決め手だったりします。
私の場合、こういうクレーム電話をかけるときは、
最初の頃は大抵怒っていました。^^
なんで人の間違いを訂正するために
私がわざわざ時間を取らないといけないのー、
日本じゃ、こんなことあり得ない、と。
でも、こういう怒りを電話でぶちまけて、問題を解決する、
で、解決すると、ちょっと自信がつく。

言語は慣れですから、こういうことを何度もやると、もう無敵になります。
そして、その結果として、英語力アップにつながるのです。
困った状況や怒りは、会話能力をあげるのに役立つ、
これは私の友人たちも言っていますね。
正確に言うと、英語を話す度胸が身に付くので、
英会話能力があがるということです。

◆「問題対処能力」+「交渉と主張」が決め手。

なので海外で状況を打破するためには、
・自分で自分の問題に対処する実行力と、
・問題を解決していくために主張していく図々しさ、
が一番必要な資質だと思います。

でも最初から、それほど心配しなくて大丈夫です。
大変なのは最初だけですので、
慣れれば最終的にはどうってことなくなります。
日本は海外に比べると、ぬるま湯 (comfort zone) 社会なので、
一度は海外で生活してみると、
驚くほど自分自身の器が大きくなることを実感できると思います。

なので自分自身を成長させて、ゴールを目指す人たち、
そういう人たちにとっては、今日ここに書いたことは
特に難しいことではないと思います。
なぜなら上記に挙げた資質は、
海外生活をしていくうちに、自然に身に付くものだからです。
私もそうでしたから。

日本人の感覚と海外の人の感覚の違いについては、
こちらでも書いています。

 日本人感覚、時には変える必要も。

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