絶対話せる!英会話

アメリカ日常生活。

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さて今日のStatisticsの試験で今学期日程全てを終了。つい先日始まったばかりだと思っていたのだが、もう終わってしまった。早いな。今日の試験は恐らく90点くらいか。68点で「A」確定なので、この科目の「A」は間違いないだろう。

さてファイナルが終わって気持ちに余裕が出たせいか、何だか今日は周りを見回して「おいおい!」「ふーむ。」と思うことが多かった。いつもよりも周りを観察する余裕があったためだろう。今日はそんないろいろな思いを書いてみる。

アメリカ人は確認を怠る人たちだ。例えば試験中。問題を一通り終えると、見直しもせずさっさと教室を出て行く。1時間10分が経過した時点で教室を見回してみると、残っているのはアジア人、ヒスパニックの人、そして成績のいい一部のアメリカ人だけだ。成績のいいアメリカ人という言い方は変だが、16週間も一緒の教室で勉強すると、誰が成績がいいかは何となく分かるものである。確認をする人たち、確認することが身についていない人たち、何だかここら辺にも成績を左右する要因がありそうである。

今日のクラスは最後の宿題がエクストラクレジットになっていた。やっていけば6点はもらえるのだ。テスト範囲だし、どうせ勉強するのだから、とやっていった私。しかしどうも私が教室を去る前に提出した人は一人もいなかったらしい。皆余裕があるんですねぇ。私は心配性なので、稼げるものは稼いでおきたいと思っているのに。備えに備えを、という考えは、どうもアメリカ人の間ではないらしい。

学校からの帰り道、市のUtilitiesオフィスへ寄った。8月に解約した私の口座のDepositが戻ってきていない気がするのだ。(もうあまりにも昔過ぎて忘れてしまった。)もうチェックを発送した、と言うので、調査をお願いして帰って来た。しかしねぇ、その調査。「調査をする係の人が今バケーション中なので、26日以降に連絡します。」とのこと。今日って確かまだ15日なのだが…。聞き間違いかと思って「はい?」と聞き返しそうになった。ちなみに26日は返事がもらえる日?それともその担当が帰ってくる日?と聞いてみたところ、戻ってくる日だと言われた。ま、調査結果の連絡が来るのは来年になるのは間違いないだろう。段々こういうアメリカ式対応にも慣れてきた自分が怖い。日本だったら、担当者がいない間は他の人がフォローするのが当たり前だろう。アメリカ人にとっては他人の仕事はどうでもいいらしい。

さてUtilitiesオフィスを出た後、リサイクルセンターへ向かった。ふと前を見ると、前の車がやけに危険だった。というのも、車が車輪付きの檻のようなものを牽引していたのだが、中に入っている掃除道具が固定されていなかったからだ。(業務用掃除道具でかなりデカイ。)その檻のような入れ物は、後ろ面は1.5mほどの高さがあったのだが、横の高さは25cmくらいしかないのである。おい、急ブレーキかけたら絶対に飛び出しちまうぞ、そのお掃除セットたち。芝刈り機なんて1m以上あるのだが、入れ物の中を自由自在に動き回っている。固定しろよ、ちっとは。何かあったら考えるというその発想、少しは考えてくれ。

リサイクルセンターへ着く。リサイクルセンターへ行くと、空き缶、空き瓶、ペットボトルなどがリサイクルできるのだ。そして持ち込むとわずかだが、お金がもらえるという仕組みになっている。うちの近所には2軒のリサイクルセンターがあり、私はいつもお金持ちエリアのショッピングセンターの方のリサイクルセンターへ行っていたのだが、先日行ったところ、跡形もなく消えていた。仕方なくもう一つのリサイクルセンターへ。何度か行ってはみたのだが、いつも混んでいるのであきらめて帰って来ていた。しかし今日はリサイクルしたクーポンでトイレットペーパーを買うという目的があった。

今日こそは、と意気込んで着いたのはいいが、係の人がいなかった。シャッターが閉まっていたのだ。1時半に戻ります、とお知らせがあったので、仕方なく近所のスーパーで15分ほど時間を潰す。自動でリサイクルできる機械もついているのだが、その機械も係りの人がいない間は止まってしまうらしい。なんて不便なのだろう。時間を潰し戻ってみると、今度は4人ほど行列ができていた。リサイクルセンターにわざわざ来るのは、貧乏人とアジア人留学生だけだ。

時間をつぶすためスーパーへ。ふと二人のホームレスらしき人の動きに目が留まる。一人の人がもう一人の人の髭を剃ってあげていた。シェーバーからコードが出ており、それはなぜかスーパーの電気プラグ差し込み口へとつながっていた。さすが自由な国アメリカですね。

15分後、リサイクルセンターへ戻る。センターの人にいきなりバケツを渡されたので、持って行った瓶、缶、ペットボトルをでかいバケツに入れる。ふぅ、終わった、と思ったところ、となりのおばさんが「全部仕分けないといけないのよ。」と教えてくれる。「おい、私にバケツを渡したときにどうしてお前(係の人)は何も言わないんだよ。」と思ったが、仕方がない。缶、瓶、ペットボトルで山盛りのバケツの仕分けをするしかない。このバケツ、言うまでもなくかなり汚い。そして洗って持って行ったとは言え、瓶や缶も水で塗れている。洋服が汚れないように泣く泣く仕分ける私。仕分けが終わった後、私のツメは黒くなっていた。たかがリサイクルをするだけなのに、何だか惨めな気分になってきた。

こちらではリサイクルをするかどうかは市とのごみ収集の契約による。私の家のオーナーはそういう契約をしていないので、リサイクルはされない。なのでもし捨てたければゴミ箱の中へ一緒につっこんでおけばいい。しかし私はそれではどうも気分がよくない。なのでわざわざリサイクルセンターへ自分で持ち込んでいるわけだ。私としてはお金はどうでもいいので(だって大きなバケツ山盛りでも今日は4ドル25セントにしかならない)もっと利用しやすくしてほしい。機械だっていつでも動けるようにしておいてくれれば、いつでもリサイクルできるのだ。

やっとレシートをもらい、そのクーポンが使える目の前のスーパーへ。入り口に使い捨てお手拭きが置いてあったので、ゴシゴシと手を拭く。トイレットペーパーを買い、何気なく手を顔の側へ近づけたとき、強烈な手の匂いがしてきた。私の手がリサイクルセンターと同じ匂い。つまりそれは思いっきり吸い込んでしまうと、瞬時に吐き気をもよおすような匂い。悲しい…。帰宅後思いっきり洗ったのだが、実はまだ少し匂いが残っている。私は単にリサイクルしたかっただけなのに…。

帰宅したところ、玄関の前に郵送で届けられた荷物が置いてあった。「おい、誰かが持って行ってしまったら、どうするんだよ。」とここでもまたぶつぶつとつぶやく。それは私が注文していた教科書だった。

ま、アメリカなんてこんなものさ、と私は今日も自分に言い聞かせる。

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