最近は週間になりつつあるこのブログ。理由はいろいろあるのだが、その理由の一つとしては、ネットのつながりが悪くてネット自体にアクセスできない日があるということ。また隣にいた親子の新規生活立ち上げの手伝いも時々しているため、何となく落ち着いてブログを書く機会がなかったということもある。
そんな中、最近はなかなかいろいろと思い通りにならない日常から抜け出して、土曜日は日帰りでRosaritoへ行って来た。いつものようにアメリカでは買えない処方箋薬を買い、メキシコでしか手に入らないビールを買い、映画を見て、大酒を飲んで帰ってきた。
この日はまた朝からスポーツ観戦日。ウルグアイと韓国の試合を見てから、国境へ向け出発。メキシコへ入り、スーパーをうろうろしていたら、TVでアメリカとガーナの試合が生中継されていた。スーパーの横には、スポーツバーがある。「見に行く?」「見に行こうか?」ということでバーに走った。入った途端に「ゴール。」の大きな声。いいところを見逃してしまったらしい。メキシコの町とは言え、このバーはアメリカのスポーツバー。アメリカ人が必死に応援していた。
バーでマルガリータを3杯ほど飲んだ後は、Fish Tacosを食べに行った。ここではMicheladaを飲んだ。私はMicheladaが大変お気に入り。最近は家でもビールとチリを適当に混ぜて作るようになった。
おなかが膨れた後は、映画館へ。スペイン語で英語の字幕付きか、もしくは英語の映画でスペイン語への吹き替えなしの映画を探すと、あまり選択の余地はなくなる。今回は残されたチョイスの中から「Prince of Persia: The Sands of Time」を選んだ。どんな映画だかもまったく知らないで見たのだが、意外に面白かった。こういう娯楽映画はどちらかと言うと昔は苦手だったのだが、アメリカへやって来てから映画をよく見るようになり、こういう映画も抵抗なく楽しめるようになった。主人公が映画の中ではとても格好よかったので、帰ってきてグーグルしてみたところ、「この俳優、短髪では全くいけてない」ということが分かってがっかりした。
その後は日用品の買い物をして、またまたスポーツバーへ戻った。バーへ入ったとき、ちょうどChavez Jr. の試合が始まるところだった。60,000人もの観衆がテキサスの会場には集まっていたそうだ。試合は最終ラウンドまでは行ったものの、誰が見てもChavez Jr.が勝ったと思ったに違いない。私はボクシングはあまり知らないのだが、昔と違って今は試合を途中で止めさせることがないとのこと。そのため明らかに実力の差があったとしても、最後まで試合が行われるので、選手にとっては昔よりも今のボクシングの方が危険が高いと言う話を聞かされた。Chavezは言うまでもなくメキシコ人なので、バーの中は大変盛り上がっていた。
さて、バーで私と、私が一緒に行った人が飲んでいたのは、3リットルのビール。3リットルのビールが入れられた透明の筒状の入れ物がテーブルの上にどーんと置かれると、なかなか迫力があった。何せ1メートル近く高さがあったもので。私は自分のPortion(1.5リットル)をしっかり飲んだ後、更に追加でもう1本。
ボクシングの試合の後は、ウィンブルドンの試合(録画)を見ていた。世の中はすっかりWorld Cup一色になっているので、私はこの時期にウィンブルドンが行われていたということも、すっかり忘れていた。昔は夢中になってできる限り多くの試合を見ていたものだが、今ではテニスをまるで見なくなってしまったので、どういう選手がいるのかも全くわからなくなってしまった。今でも試合の審判はできるかなぁ?なんて、ほろ酔い気分で考えた。
それにしても昼間からずっとお酒を飲んで、映画を見て、スポーツ観戦をして一日を終えるなんて、学生時代には全く考えられなかった生活だ。去年の9月まではいつも何かに追われていたので、何かを楽しむという心のゆとりが全くなかった。最近いろいろと小さな鬱憤が溜まっているので、ま、たまにはこういう日も許されるよね、と自分に言い訳をしてみる。