1ヶ月ほど前に始めたバイト。最近は元々雇われた仕事ではなく、PCを使っての作業ばかりになった。それというのも、私が一言「これ、見づらいですよね。」と言ったことから。「直せる?」「はい。」「じゃ、直して。」ということで、タイプしてレイアウトし直して。おまけに職場にPCがあった方がいいと提案したところ(それまではマネージャの個人の持ち物だった)、本当にPCが導入された。先日は友人に頼んで、PCを使える状態にしてもらった。(中古だったので、いろいろと設定が変だった。)
一方、私はエクセルでの集計表づくり。これも私の提案。手で行っていた面倒な計算をスプレッドシートに一覧にして入れた。もちろん計算式が一つでも異なっていると全てが狂うので、何日か試してみて今日から使用することになった。そして今日からはネットでできる(フリーなことが条件)範囲で広告作業に取り掛かることになっている。会社員時代に仕事でやっていたこと、学生時代に学んだことや、普段ネットで遊んでいることが、凝縮されてフル活動されているようで楽しい。MBAホルダーの友人たちにも意見をもらっている。
それにしても何もないところからの仕事の立ち上げが、こんなに楽しいとは思わなかった。(しかしそうなると今まで持っていた自分の知識しか使えるものがないため、それがベストな方法であるかということは分からないのが難点もあるが。)また自分のお金による仕事の立ち上げではない分、気楽にやっているので単純に楽しめるということもあると思う。しかし頼りにされると、何かをしてあげたいという気持ちにもなる。今の私には、小規模な仕事場ならでの信頼関係が上手く作用しているといったところだ。これがなかなか大きな会社になると、自分が何のためにその仕事をしているのだか分からなくなったり、仕事のための仕事をしているだけの無駄な作業も増えたりもするが、小さい会社だと全員がよく見えていい。
よくアメリカのビジネスの授業では、人のやる気を起こさせるためには、報酬をあげたり、ベネフィットを増やしたりとか物が大事で、それが人を動かすということにつながる、ということのみが繰り返されるが、私はそればかりではないと思う。私の場合、一緒に働く人が信頼できる人か、仕事に対して真面目な人か、人間的に魅力のある人かということが大事。この人たちのためなら手伝おう、一緒に仕事をしていこう、と思えることが結構私の原動力だったりもする。もちろんお金のこともあるし、それだけではないのも確かだが。
ま、そういうわけで最近楽しく仕事をしている。そして翻訳の方のアシスタントも今は集中して作業中。忙しくてなかなかいい日々である。