絶対話せる!英会話

ロサンゼルスはロスじゃないからね。

この記事は3分で読めます

海外へ出ると、
変な日本語英語略語だ、と思うことがいっぱい。
日本にいるときには何とも思わなかったのに、
不思議なものです。

今では、日本でロスにお住まいですか?
とか言われると、頭の中が「???」
洋服安売り屋のROSS か?と思ってしまう。
ロサンゼルスをロスって言うのは、
多分日本人だけかと。^^;


アメリカ人は、頭文字をとって、
LA (エル・エー)と言いますから。

英語は略語の場合、最初のアルファベットを取って、
アルファベットをそのまま発音したり、
あるいはそのアルファベットを一つの単語として発音します。
たとえば、WHO (World Health Organization) や
NASA (The National Aeronautics and Space Administration) など。

アルファベットなんて、26字しかないわけですから、
いくら3つ、4つ、5つ、アルファベットを重ねても、
似たような組み合わせができてしまうのは当たり前で、
そのため同じ略語がたくさんあったりもします。
試しにAAA とWikipedia で入れてみます。
するとこんなにたくさん出てきます。^^

そう考えると、日本式の略語の方が
同じものに遭遇する可能性は低そうです。
ま、そもそも日本語は日本以外では
ほとんど話されていないでしょうから、
英語を話す人たちの数とは比較にならないので、
ダブってしまう可能性も英語に比べると低いのですが。

でもね、日本式の略語パターンは、
私は英語には応用しない方がいいのではないか、と思います。
だって日本語のように、英語を略語にするなんて、
意味がないではないですか。

そんなことをすると、英語を話そうとするときに
それが和製英語なのか、英語でも通用するものなのか
日本国内では判断がつきにくいですし。
どうせ日本語に英語を取り入れるのなら、
そのまま英語でも通用する形で取り入れた方が
子供たちもそのまま英語を学べてよろしいかと。

変な日本語英語略語があると、
わざわざ英語を日本語略語で覚えた上に、
英語を学ぶときに、
また英語として覚えなければならないわけですから、
二重の手間。 というか、
「一体誰よ?そんな変な日本語英語略語を作ったの。」
と言いたいくらいです。

たとえばパトカー。
これは言う度にアメリカ人に笑われます。
パトロールカーの略で、パトカーになったわけですよね。
しかし今ではれっきとした日本語になっています。
警察車(と日本語では言うのかしら?)と言う人は
ほとんどいないですよね。
patrol car という言葉も英語ではありますが、
どちらかと言うと、日本語のパトカーに該当する英語は、
police car だとと思います。

たとえばオートバイ。
多分、オートバイサイクル(auto + bicycle) の略かと思いますが、
オートバイなんて言っても、多分誰も英語圏の人は
分からないのではないかと思います。
これは、motorcycle ですからね。

さらにたとえばサラリーマン。
しかもリーマンって何よ?
和製英語な上に、原型すら留めていない。^^;
日本人って本当に略すのが好きですよね。
これは何だろ?
employee か、office worker かな。
でもoffice worker だと、事務職だけなので、
それ以外のサラリーマンは含まれなくなってしまう。

アメリカの場合、会社員としてのステータスよりも、
その仕事場で何をしているのか、つまりポジションで
話をすることが多いと思うので、
日本のような一般的なサラリーマンを表す言葉としては、
やっぱり employee の方が合っているかもしれない。

日本語では会社員ですよね。
日本語がきちんとあるのだから、日本語を使えばよいのに。
何でわざわざ変な言葉、サラリーマンなんて作ったのだか。
しかもサラリーマンって、何だか悲哀を
感じる言葉のように思えてしまうのは私だけかしら?
だって無理やり直訳すると、給料男ですよ。
何だか悲しい響きがありません?
私は会社員の方が、そこに属しているメンバーという
ニュアンスが含まれていて、音的にいいと思います。

あと、これは略語ではないですが、ガソリンスタンド。
日本語ですよね、完全に。
でも言葉自体は英語ですね。
私、実は日本語でガソリンスタンドを何て言うのか、
正しく知りません。
給油所かな?
英語では、gas station です。

一方、略語でもまともかな?と思うのは、エアコンかな。
これはair conditioner の略ですよね。
原型もわかりやすく、その原型もきちんとした英語。
この日本語略語からは英語がかろうじて結び付けられる。

でも上に挙げたいくつかの例のように元の形が想像できない、
あるいは正しい英語ではないのに、
英単語を結び付けてなぞなぞみたいな形にするよりは、
そのまま英語を使った方がいいですよね、やっぱり。
ショッピングセンターとか、
アウトレットモールとかみたいに。

ま、とにかく私は、これからは変な日本語英語の略語を
作るのを止めましょう、と声を大きくして言いたいのでした。
だって最終的に困るのは自分たち、
そして子供たちですからね。

そしてロサンゼルスを「ロス」と呼ぶのは止めましょう。
「LA」ですよ、皆さん。

※ Los Angeles はご存知の通り、スペイン語から。
los は定冠詞の男性 (el) の複数形。
それに angeles、複数形の天使がついているので、
「天使たち」という意味です。

それではまた。

★ 私の無料メール講座【使える英語学び塾】では、
こういう風によく使う単語や表現や、日本の多くの人が
すっきりと理解できていない文法、
似た単語の使い分けなどを解説しています。
ぜひこちらから登録してみてください

本日の記事が楽しめましたら、下のアイコンのクリックをお願いします。

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

あわせて読みたい

  1. ロサンゼルスでの休日。

    2013年8月19日22:05

英会話のスマホアプリ、作りました。

「絶対話せる!英会話」無料アプリ ★アメリカ生活の中で、実際に使われている英語表現をお届けしている無料スマホアプリです。11回目以降の音声は、このウェブサイトにて無料で聞くことができます。 こちらからどうぞ。

YouTube – 英語・発音・アメリカ生活

これをしないとあなたは英語が話せない

応援、ありがとうございます。

RETURN TOP
error: Content is protected !!