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使える英語学び塾
~英語感覚養成講座~
特別号
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こんにちは、ゆいたです。
今日は、英語を身に付けるのに
ここだけは絶対にはずせないという
大事な話をしたいと思います。
これを知っているかどうかで、
あなたが英語を使えるように
なるかどうかを左右するほど
重要な話です。
ですので、時間を取って
じっくりと読んでくださいね。
ここ最近、私は
語学の身に着け方に関して、
体系的に学んできました。
それをしっかりと
お伝えしておこうと思って、
今回みたいな特別号を出すことにしました。
語学学習を始めるにあたって、
これからお話することを
最初に知っておくかどうかで、
今後の英語への取り組み方が
大きく変わってくるのは
間違いがありません。
そしてこれらを常に頭において
英語学習を実践すると、
英語が使える人になる可能性が増えます。
今日のこのメールでひょっとしたら
人生が変わる人もいるかもしれません。
なぜなら正しい語学学習方法を知っていると、
英語を使えるようになる可能性が
増えるからです。
そして英語を使えるようになると、
世界中の情報を手に入れることが
できるようになり、
間違いなく視野が広がります。
そして私のように
世界観が大きく変わる人もいるからです。
ですので、ここから先、
しっかりと時間を取って
じっくりと読んでみてください。
私はこの1年くらいの間に、
「言語の学び方」 についての本を
(第二言語習得論、認知心理学、
神経科学(脳科学)、
言語認知神経科学など)
片っ端から読んできました。
というのも、人に英語を教えているうちに、
英語を比較的苦労なく
聞き取れたり使えるようになる人もいれば、
一所懸命勉強していても
全く使えない人がいるのはなぜだろう?
と、その違いにとても興味を持ったからです。
(ま、そういう私も自分自身が
勉強し続けても英語を使えなかった人
だったわけですが。)
とにかく私は、自分の経験と、
言語学者の研究結果から、
これだけははっきりと言うことができます。
それは、
「英語(外国語)は、
学校の授業の延長みたいに、
文法や単語をずっと覚え続けるだけでは
使えるようにはならない」 ということです。
それらは語学習得には、必須な基礎です。
文法なくして、自分で英文を
作れるようになりませんし、
単語を知らなければ、そもそも
言葉を話すのは不可能です。
でも単語や文法だけでは、
不十分だということです。
それは、私の過去を振り返ってみても
わかります。
私は若りし頃、情報もなかったので、
受験のための勉強しかしていませんでした。
英語は試験のために解読するものであり、
一文一文を日本語に訳すことはあったものの、
書いた人の書きたかった内容を
特に理解する必要はなく、
長文読解はどれだけ
効率よく設問に答えるか、
そういう勉強の仕方をしていました。
インターネットもない時代でしたから、
語学の学習法に関してなんて、
どこからも情報が入って来ませんでしたし、
周りの人がやっているように
試験対策するしか勉強する方法を知りませんでした。
そして特に目標もなく、
漠然と話せたらいいな、と思っていました。
ま、のちに、そういう風に思っているだけでは、
話せる日は一生やってこないと
いうことはわかりましたけれどね。
と言いますのは、
英語学習に限った話ではありませんが、
何事も一番大事なのは目標を決めることであり、
そこができているかできていないかが、
結果に大きく影響するからです。
結果をきちんと出す人は、
やりたいこと、やらなければならないこと、
ここがしっかりしているから
何をしていてもブレません。
一方で目標が
具体的でなく漠然としている人は、
結果を出すにも
何をもって結果とするのか、
自分でもよくわかっていない状態です。
それは、私がたくさんの人に
英語を教えてきて、十分すぎるほどわかりました。
「単に英語を話したい」 というのは、
目標にはなりません。
目標と言うのは、
英語を使って一体何がしたいのか、
そういうことです。
そこの部分が固まっていない人は、
なかなか英語は使えるようにはならないと思います。
英語が使えるようになるためには、
英語を使う理由が必要なわけです。
語学を習得する、ということは、
ちょっとやそっとでどうにかなるほど
簡単なものではないので、
具体的な目的意識は必ず必要になります。
でもですね、その一方で
別な疑問も出てきました。
それは、
「たとえ目標があったとしても、
語学の習得具合には
個人差がとても大きい。
それはなぜなんだろう?」
そして更にこんな疑問が出てきました。
「一体何が語学習得に
影響しているのだろう?」
「どういう学習が効果的で、
何が効果が薄いのだろう?」
達人や、周りの人や自分の体験談だけではなく、
もっとしっかりとした
そういう答えが知りたくなって、
私はいろいろと調べました。
そして知りました。
実は、語学習得に関しては、
長い間研究されている分野があったのです。
それは言語学の一つで、日本語では
「第二言語習得論」 と呼ばれています。
そして実は、世界中の言語学者が
「効果的な外国語学習」 に関して
何十年も研究していたのでした。
第二言語習得論の教授たちは、
「これよりもこういうやり方の方が、
外国語の上達に効果があるのではないか?」
「こういう勉強法を取り入れてみたら、
どういう効果があるだろう?」
ということを、実際にいろいろな言語で
外国語を学ぶ人たちで試して
数十年も観察してきました。
そうしてそれらの研究結果により、
どうやって外国語を学ぶのが
効率がいいのか、
実は、ある程度確立されています。
どうしてこれらの研究結果が
日本の英語教育に取り上げられないのかは、
大いに謎なのですが。
で、今日は、その研究結果から
今現在わかってきていることをお話します。
多分、皆さんはラッキーです。^^
それは、私が長い間をかけて
認知心理学や第二言語習得論、
脳科学(神経科学)などの
文献や大学のテキストなどを
日本語・英語問わず読んできて
わかったことをシェアするからです。
「自分で言うなー!」 と
言われそうですけれどね。^^;
でも、私は本当に自分自身が、
学生時代にこういうことを知りたかった、
と思いました。
というわけで、せっかく
役立つ語学習得法を学んだわけですから、
それを多くの人に伝えようと思いました。
そしてどうせなら、
全員に読んでいただこうと思って、
こういう号外のメールを出すことにしたわけです。
今日は、第二言語習得論から、
コアの部分を
わかりやすい言葉でお伝えします。
***********************
(1) まず私たちがしてきた英語学習、
それはどうして結果がでなかったのか?
について、その問題点を探り、
そしてその後、
(2) 結果を出すために
第二言語習得論からわかってきたことは何か?
について話してみます。
***********************
まずはここから始めます。
目次
■ 私たちはどのように英語を勉強してきたか?
私たちがやってきた勉強方法の中で
一番多いのは、これでしょうね。
↓ ↓
1.「文法や単語・熟語をひたすら覚える」
私が中学・高校でしてきた勉強は
少なくてもそうでした。
英文法を学び、
単語と熟語を単語帳などで
バラバラに覚える、
こういう方法は、日本で英語を学ぶと、
ほとんどの人が経験したことが
あるのではないでしょうか。
でも、ま、そういう学校の授業のおかげで
日本の人は、結構英語を勉強してきています。
それなりの大学を受験した人の場合、
大変細かい文法事項や単語もよく知っています。
でも英語が使えるか?と言うと、
英語を教わった人のほとんどの人が使えません。
(↑TOEIC 900あっても
英語がロクに使えなかった
かつての私のような人。)
たとえば英語で道を聞かれても、
または簡単な質問にも、
とっさに答えることさえできないのが現実です。
道案内をする、
道やお店の場所を聞く、
オーダーをする、
こういうことは、母国語であれば
小学生でもできることだと思います。
でもなぜそれが英語だとできないかと言うと、
それはやっぱり文法用語や単語は知っていても、
それを 「使う」 と言う視点や意識で
学んできていないからです。
文法用語とそのルールは知っている、
でも使い方は知らない、
そういう感じです。
なぜか日本で英語を学ぶと、
・文法と単語、
・生活の中で使う英語、
それぞれがバラバラなものであると
捉えられている感じになっているんですね。
その結果、学校で英語を
何年も学んできていても、
自己紹介もできない、
道を聞かれても、
どう答えていいかわからない、
そうなってしまうわけです。
つまり断片的な文法知識を持ち、
実践がまったく追いついていない状態です。
「文法や単語」 を学んでも、
その適切な使い方を知らないから
そういうことになってしまうわけです。
じゃあ、使い方を学ぶためには、
こういう方法もあるんじゃない?
という声が聞こえてきそうな、
日本でよく聞く2つ目の勉強法がこれ。
↓ ↓
2.「英語をシャワーのように聞きまくる」
こういう学習法の謳い文句は、
こうでしょう。
「ネイティブの子供は
英語を聞きまくることにより、
英語を学んできた。
だから私たちも文法あれこれ言うよりも
同じように英語を聞きまくれば、
いつか話せるようになる。」
これ、やったことある人いますか?
私の周りには何人かいます。^^
で、結論から言うと、
「聞くだけでは英語は話せなかった。」
と全員がそう答えています。
よく考えるとわかりそうなものですが、
どうしてそれをみんなが信じてしまうのか?
それは何となく信憑性があるように
聞こえるからかもしれません。
こういう 「聞くだけ」 というやり方は、
第二言語習得論でも出てきたことがありました。
ええ、1970代~80年代にかけて
流行りました。
名前を 「インプット仮説」 と言います。
その 「インプット仮説」 は、
それは確かにある程度は効果があったのです。
ただそれには自分に合ったレベル、
そしてやり方が必要でした。
ですが、そういうものを無視して
「ひたすら聞くだけで」 の部分だけが
勝手に独り歩きしてしまったので、
聞くだけではほとんどの人に効果がない、
という残念な結果になっています。
結論から言うと、
英語をたくさん聞いても、
「自分に合ったレベル」 でないと意味はないですし、
そして 「インプット」 だけでは、
英語は話せるようにならないということは、
多くの研究結果からもわかっています。
私自身もやったことがあります。
昔、結構頑張ってCNNとかBBCとかを
聞いていました。
それはそれは耳をダンボのように大きくして
テレビの前にかじりついて
聞こう、聞こうと全神経を集中させていました。
多分数か月くらいは、
ほぼ毎日やったと思うのですが、
全然効果、なかったですねー。
残念ながら。^^;
実際のところは、映像に助けられて
時々聞き取れる単語をつなげて
勝手に意味を想像していたに過ぎない、
その程度でした。
私も後になって気付いたのですが、
「聞くだけで英語がわかるようになる」
と思っている人は、
一つ大きなことを見落としています。
それは、
「聞き取れたからって、
意味が正しくわかるわけではない」
ということです。
「単語を聞き取れる」
イコール
「英語の意味を正しく理解できる」
と思っている人が多いのでしょう。
英語は語順が意味を持ちます。
ということは、英語の語順を知らずに、
単語だけで意味が正しく
わかるわけがないではないですか。
また時制、分詞、不定詞、動名詞、仮定法
そういういろいろなものも
文の中で大事な意味を持ちます。
そういう文法を無視して、
ただ聞くだけで、
聞こえてくる英語の意味が
わかるわけがないではないですか。
つまり、文法を知らなければ、
知っている単語を勝手につなぎ合わせて、
映像と元々持っていた予備知識を使って、
意味を想像しているだけに過ぎません。
というわけで、私の経験からもわかるように、
聞くだけ勉強法は、効果は大変薄いです。
私なんて頑張って意識を向けても
そんな結果でしたからね。
意識を向けずに聞き流すだけなんて、
それだけで英語が話せるようになるなんて、
絶対にありえません。
これにかけては
私、100%、保証します。
自分のレベルに合ったものを
聞かないと意味がないし、
文法を知らないと英語は正しく理解できません。
これを絶対に忘れないでください。
3.「必須フレーズを覚えるだけ」
また、「必須フレーズを覚えるだけ」、
こういう謳い文句の教材もありますね。
「これだけで英語は話せる」 系の教材です。
で、フレーズを覚えると、
それは確かに使えます。
そして通じます。
ですけれど、このやり方は
根本的なことを見逃しています。
それは
「覚えていないことは、何も言えない。」
ということです。
フレーズを覚えるのは、即効性があります。
また海外旅行くらいなら、
そういうフレーズを覚えるだけでも
どうにかなります。
ですので英語を始めたら、
まずはそういうやり方を実践しても
いいかもしれませんが、
最終的にはフレーズを覚えるだけでは
英語は話せるようにはなりません。
全く応用が利きませんからね。
もしこういうフレーズ丸暗記だけしか
しないのなら、私たち、一生、
フレーズを覚え続けなければ
なりませんからね。^^;
そして冷たい言い方をすると、
そのフレーズを声として発するのは、
別に私たちじゃなくてもいいんです。
たとえばですね、
音声の出る自動翻訳機、
あるいは携帯電話の翻訳機、
日本語で声を入れると
自動で訳してくれるものがありますよね。
あれでも、用は足りるわけです。
フレーズというのは、確かに使えます。
ただ悲しいかな。
それは機械が言っても、通じます。
要はフレーズを覚えて使うだけというのは、
そういう自動翻訳機の音声と
大して変わらないというわけです。
私は、「自分が言いたいことを、
言いたいように表現する」 というのが
コミュニケーションだと思っています。
暗記したフレーズは
確かに使えるかもしれない。
でも、自分が本当に言いたいことを、
本当に伝えたいニュアンスで
表現することはできないんです。
というわけで、やっぱり
フレーズ丸暗記だけでは、限界があります。
そこを学習の最初のステップにするのは、
構わない。
でも 「覚えていないことは言えない。」
そういう状態では、いつまで経っても
生きたコミュニケーションは無理なんです。
で、そこから先へ行くにはどうしたらいいのか?
それにはやっぱり 「文法」 の助けが
必要になって来るのです。
こう書くと、
「でもさっき、文法って
学校で長い間教わっても使えなかった…って
言っていなかったっけ?」
と言う人がいそうですね。^^;
そう、学校の勉強としての
文法や単語の勉強の先には
英語が使える道は示されていないけれど、
でも文法や単語はやっぱり、
語学学習の要なのです。
「文法」 はですね、
使えるように、
使い方を見ながら学べばいいのです。
簡単に言うと、
・文法のルールを知る、
↓
・そのルールが実際に
使われている場面を見て、確認する、
こうすることによって、
使い方の感覚が養われてきます。
先ほども言いましたように、
文法を学んでも使えない理由は、
ルールばかり学んで、
使い方を知らないからです。
それでは、
私たちがしてきた英語学習の問題が
大体見えてきたところで、
こちらに入ってみようと思います。
↓
↓
■ 結果を出すために第二言語習得論からわかってきたことは何か?
どんな言語を学ぶにしても、
効率的に外国語を身に付けるために
欠かせないことは、
この2つに凝縮されます。
***********************
【1】 意識的な学習(文法や単語を学ぶ)と
【2】 たくさんのわかるインプット
(聞いたり、見たり、経験したり)
***********************
【1】 文法や単語などを意識的に学ぶ。
上でお話しましたが、
・聞くだけの学習法では、
文法を知らなければ
意味を正しく理解することもできない
・フレーズを覚えるだけの学習法では
自分で文を作ることができないので
知らないことは言えない
こういう状態に陥ります。
これらを解決してくれるのは、
やっぱり文法なのです。
でも、「私たちは学校で
文法や単語を勉強してきたけれど、
使えないじゃない?」
それはその通りです。
でも、学校での文法の学ばせ方には、
実は1つ問題があるのです。
それは、文法を知識だけで
理解できたと思わせてしまうこと。
まず文法って何か、
そこから考えてみましょうか。
この下の2つ、
どちらが先にできたと思いますか?
(a) 文法?
(b) 言葉?
(a) 私たちが話す言葉は、
文法が先に用意されていて、
それで全員がそのルールに従って
話している。
(b) あるいは話されている
言葉の全体を見て、
その中のルールを大きくまとめて
文法ができた。
どう考えても、後者 (b) ですよね。
そう、文法って、言葉があって
それらを体系的にまとめたものなのです。
決して文法があって、
言葉が成り立っているわけではありません。
ここのところ、忘れてはいけません。
つまりコミュニケーションの中に
存在している暗黙のルールだったものを
まとめたのが、文法です。
言葉があって、文法がある。
言葉 → 文法
言葉 > 文法
言葉が先に合って、文法がまとめられた、
つまり使われている言葉は、
文法よりもより多くのことを含んでいる。
だから、文法だけを学べば、
言葉が全部わかるか?と言うと、
そういう簡単なものでもないわけです。
でも、使われている言葉を
体系的にまとめたものだから、
それを学べば、大体通じるくらいの
文は作れるようになります。
文法っていうのは、つまり
私たちが言いたいことを
言えるようにしてくれる
魔法のようなツールなんですね。
ですので文法を
「話し言葉とは関係がない」 などと
絶対に思わないでください。
つまりそれぞれの文法には
生きたコミュニケーションが根本にある。
だから学校の授業のように
文法 (ルール) だけを学べばいいという
そういう単純なものでもないのです。
文法とコミュニケーションは切り離せません。
ですから、それが使われている状況や
人の気持ちを考えることなしに、
文法だけバラバラに学べる
というものではないのです。
文法を学ぶというのは、
意識的に行う学習です。
でも多くの人の場合、
文法用語とそのルールばかり学習していて、
実際の使い方を知らないから
使い方がわからないのです。
せっかく 「私たちが言いたいことを
言えるようにしてくれる魔法のツール」
= 「英文法」 なのに、うまく
有効利用できていないのが、現状です。
そこで必要になって来るのが
こちらです。
↓
【2】たくさんのわかるインプット(聞いたり、見たり、経験したり)
たくさんのインプットなくして
言語は習得できない、
これはすべての言語学者が
賛成していることです。
要は、ターゲットとしている言語
(私たちの場合は英語)に
触れることなしに、私たちは
外国語をモノにはできない、
ということです。
たくさんの 「わかるインプット」
(聞いたり、見たり、経験したり)
が大事になってきます。
文法だけを学んでも、
実際に使われているところを
見たことも聞いたこともなければ
使えるわけがない、
これ、当たり前だと思いませんか?
単語の組み合わせも、
日本語と同じように相性や組み合わせがある、
そういうものも
使われている場を見ないとピンとこない。
これも当たり前だと思いませんか?
話し方だって、人によって違う。
話されている場所や状況により
言葉遣いも違う。
なのに、そういうものを全部
説明だけで理解しようとするのが、
私たち日本人の悪いクセです。
説明はあくまで人が教えてくれる話であり、
自分が見たり体験したりしたことには
やっぱり敵わないんです。
百聞は一見にしかず、と言いますでしょ。
英語もそうです。
100回人から説明を聞くよりも、
自分がその英語表現を使われているところを
一度見れば、すっとその使い方が理解できるはずです。
何も海外ドラマを見ないといけない
というわけではありません。
教材でも構わないのです。
大事なのは、使われている場面や状況を含め、
どういう風にその英語が使われるのか、
それを見て聞いて、疑似体験して
「あぁ、なるほどね。」 と思うことです。
要はですね、
「英語の機能(使い方)」 は、
【英語を実際に聞いたり
体験したりしないと学べない】、
ということです。
ですから、英語の音のインプット、
映像のインプット、
英語が使われている環境に身を置く、
そういうものが欠かせないわけです。
で、そういうもので、英語を体験すると
その英語表現の持つ機能も理解できます。
「あぁ、だからこういう言い方するのね。」 と。
そういう機能性は、
人からの説明だけでは不十分なのです。
その表現は、どこでどういうときに使うのか、
そういう感覚は実際に
英語を見たり聞いたりしない限り、
一生養われません。
これって、当たり前のことを言っていますよね?
使い方、使われ方を知ることなしに
使えるようになるわけはないと思いませんか?
だから英語の音自体を聞く、
英語の本をたくさん読む、
英語での会話のシーンをたくさん見る、
そういうことが必要になってくるのです。
言語というのは、気持ちを伝えるものです。
話し言葉であっても、
書き言葉であっても、
何か言いたいことがあるから言う、
書きたいことがあるから書く、
だから聞いて話ができるし、
読んで納得もできるものです。
それに英語みたいに
世界中で話される言語になりますと、
人によって話し方も違うし、
言葉遣いも違う。
英語みたいな世界中で話されている言葉は
一つのことを伝えるのに
いろいろな言い方だってされます。
それを説明だけで理解することは
できないと思います。
でも日本の受験英語へ向かっての授業は
そういう話し手の気持ちを
完全に切り離してしまっているように見えます。
日本語にない現在完了形なども
文法知識だけでどうにかなると思っている。
でもそれは大きな勘違いです。
【自分で】 納得しない限り、
文法の知識だけでは使えるようにはなりません。
第二言語習得論では、
外国語のインプットなしに、
その外国語は使えるようにならないと言っています。
英語のインプットと言うのは、
文法とかの説明ではないですよ。
英語そのものです。
多くの人は、そういうインプットが
圧倒的に足りません。
というわけで、
***********************
【1】 意識的な学習(文法や単語を学ぶ)と
【2】 たくさんのわかるインプット
(聞いたり、見たり、経験したり)
***********************
意識的に文法や単語を学び、
そしてたくさんのわかるインプットをする、
これが語学学習には欠かせない
二点になります。
今後の英語学習に取り入れていってください。
またこの続きとして
インプットの具体的な方法も書いたのですが、
少し長くなりましたので、
今回はここで止めておきます。
この続きが読みたい方は、メールをください。
希望者が多い場合には全員に続きを配ります。
どれくらいの方が
真剣に英語を学びたいと思っているのか、
そういうことを知りたいと思っています。
これまでかなりの数のメールを
配信して来ましたが、
このメール講座を受けて、
皆さんの英語力がどれくらい変化したか、
あるいは今後英語力をもっと伸ばす為に
どんな事を学んでいきたいか、
そういう希望もあれば、
メールを送ってきて下さい。
個別に返信はできませんが、
全員のメールを読んで、
可能な限り、取り入れていきたいなと思います。
続きを読みたい方、どういうことを
学んでいきたいか希望がある方は、
メールをください。
それではまた。
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