絶対話せる!英会話

339. アメリカ人と「KY」について語る。

この記事は4分で読めます

今日は私のFacebook でのつぶやきから、
英語を考えてみようと思います。
それは「KY」です。
「空気が読めない人」という表現自体は、
昔からありますが、アルファベットの「KY」は、
私がアメリカへ来た後にできた言葉です。

日本よりもアメリカには、日本語の「KY」な人は、
もっとたくさんいると思います。
なぜなら日本人と比べると、
人目を気にしない人、
恥ずかしいと思わない人の割合が増すからです。

なので日本語の「KY」 をニュアンスも含めて
ピッタリに言い表す言葉はないような気もしますが、
場面によって近い表現ならいくつもあります。
今日はそれを紹介してみます。

「KY」は日本の文化も表していると思います。
アメリカでは、共通のそういう文化がありません。
でもそれでも、日本語で「おい!空気読め。」と
言いたくなるシーンももちろんあります。

さて先日、私がスーパーへ買い物に行ったところ、
レジに少し列ができていました。
どうやら後ろに長ーい列ができていても、
全然そんなことを気にせずに、
やたらと時間を使っている女性がいるようです。
キャッシャーの人に、何やらかなり無理なお願いをしているみたいでした。

レジで後ろに並んでいる私たち数人は、
お互いに顔を見合わせました。
アメリカではレジで待っている間にも
会話をすることが、よくあります。

でもこのときは、その女性がまだレジにいたので、
会話はせず、「何やっているのかしらねぇ。」ということで、
お互いに顔を見合わせてコミュニケーションをしたわけです。

その話を後日、アメリカ人友人に話したところ、
「あ、私もその経験、あのスーパーであるわ。
なぜか、そういうことは、いつもあのスーパーで起きるのよ。」と
笑っていました。

私はそのときふと「KY」という言葉が出てきて、
「日本語でね、そういうとき、状況を察することが
できない人のことを『KY』って言うの。」

「『KY』というのはね、日本の単語の略なんだけれど、
その日本語をそのまま英語に直訳すると、
「空気(雰囲気)が読めない」になるんだけれど、
これだけで意味、想像できる?」と聞いてみました。

すると、「あぁ、わかる、わかる。そういう英語はないけど、
その直訳でも感じは伝わってくる。言葉って面白いわねー。」
と言っていました。
(そのまま read と atmosphere を使ってみました。)

で、その後、「KYは英語なら何て言うか?」
を二人で話してみました。

それで少し盛り上がったので、私は、
この「KY」会話をFacebook に載せました。
すると「英語ではどう言いますか?」という質問がありましたので、
折角ならアプリの記事にしてしまうことにしました。^^

実は、話し合った時、いろいろな表現が飛び出したのでした。
なぜいろいろな言い方が出てきたかと言うと、英語には、
「KY」のように様々な場面で使える便利な一単語が存在しないからです。

日本語って、こう総括的に使いまわせる言葉が結構あります。
「よろしく。」とか、
「よろしくお願いします。」とか、
「頑張ってください」とか、
「失礼します。」とか。

でも英語だと、そういう一言で言い表せる単語がなくて、
場面によって単語を使い分けることになります。
なので、日本の「KY」に該当する英単語と言うのは、
多分ないと思います。日本語のニュアンスを全部含む
ピッタリな英語表現はないと思うので、その場の状況によって
いろいろと表現を使い分けます。

また「空気を読む」 と言うのも、
アジア圏ならでは強い文化の一部だと思います。
(私の個人的な感覚ですと、日本人と韓国人の間では特に。)
ですが西洋圏では、日本ほど
空気が場を支配するようなことはありません。

で、私の「KY」の説明に対して、とりあえず二人で
「あーだ、こーだ」と絞り出した言葉はこんな感じ。
短いものから順に行きます。

★ She’s insensitive (to my feelings).

これは、英英辞典の説明ですと、
他の人の感情に気づかない、気づこうとしない、
自分がしたこと(しようとしていること)が人を不快にさせたり、
心配させることに気づかない人。

日本語だと「無神経な人」でしょうか。
確かにそうやって無意識に失礼な人も、空気が読めない人ですよね。
上の英文ですと、私の感情を害しても気づかない人みたいな感じ。

★ She’s a party pooper.

これは他人の楽しみを台無しにする人。
または他の人、皆がやっていることに
合わせる(参加する)ことを拒む人。

これもある意味、空気の読めない人ですね。
たとえばパーティで皆が順番に何かをやっているのに、
一人だけ頑なにそれをすることを拒むとか。

あとは、イディオムで、「go with the flow」 というのもありますね。
これは他の人がやっていること、他の人の意見に同意するということ。
ですので、これを否定形にすれば、
人に合わせることができないという意味になりますね。

★ She can’t go with the flow.

文字通りの意味を取ると、
「流れが合って、その流れと一緒に進むことのできない人」。
それで「他の人に合わせることができない人」 という意味になります。
それで空気の読めない人。 

take a hint」 というイディオムもあります。
英英辞典でいい例を見つけました。

★ She hoped he’d take the hint and leave her alone.

「『彼が空気を読んで、私を一人にしてくれると
いいんだけれど』と彼女は思った。」
これが、日本語での「空気を読んで」に近いかもしれません。

Take a/the hint」、これは
「言わなくても、人が望んでいることを察する」という意味です。 

あとは何が周りで起きているか状況をつかめないから、
空気が読めないと言うのなら、

★ She just doesn’t get what’s going on around her.

「彼女は自分の周りで何が起きているか、
 ただわからない人なんだって。」 みたいな感じでしょうか。
「What’s going on」 の代わりに、
「What’s happening」 でもいいですね。

先日、親戚の女の子の教会のセレモニーに参加しました。
そこで突然大笑いをした人がいました。厳かな場所だったので、
「おい !」という視線が、その人に集中しました。

そういう場に居わせたら、「ちょっと場所を考えなさいよ。」。
これも 「空気読みなさい」 になりますね。

★ Just think where you are now!

339.KY

で、最後に一番用途が広そうなのが、これです。

★ She’s in her own world.

「world」は、「universe」 でもいいわよ、と
アメリカ人友人は言っていました。
「でもそうすると、かなりものすごい広がりになってしまうけれど」
と、笑っていました。ですので、「world」 でいいと思います。

この表現ですと、
「彼女は彼女独自の世界にいる」
  ↓
 つまり 「人とは違う世界にいる」
  ↓
「人とは違う『彼女独自の世界の常識』で動く」
という感じが出せると思います。

というように、二人で話していたら、
いろいろと英語表現が出てきました。
これは私と友人で考えてみた「KY」でしたが、
状況によってまだまだいろいろな言い方があるでしょう。

日本語(?)では、たった二文字の「KY」。
これは、やはり日本文化ならではの言い回しだと思います。

こういう風に、英語と日本語は、本当に1対1になりません。
なぜなら言い回しだけでなく、言葉の根底の文化も違うからです。

そして日本文化と、西洋の文化はかなり違いますので、
大抵の場合は、日本語をそのまま英語に訳すことはできません。
いつも日本語から英訳をするクセのある人は気をつけてくださいね。

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この記事には続きがあります。
「空気を読む」 は英語で何と言う?

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