絶対話せる!英会話

388. 「What’s that?」目に入ったものが、何かを聞く。

この記事は5分で読めます

今日も昨日の続きで、あなたの英語学習の
「ツール」 となってくれるフレーズを紹介します。

「ツール」とは、Lonsdale 氏のTEDのビデオ
「6ヶ月で言語をモノにする方法」 の中で、
「言語をモノにするためのアクションの一つ」
として紹介されていたものです。

 

昨日は、Lonsdaleさんの 「アクション4」 の
スライドの一番最初に出ていた
「What is this?」 を取り上げました。

何のことだかわからない人は、
こちらを見ておいてくださいね。「行動4」です。

 

さて、昨日の「What’s this?」
もう読んでいただけました?

What’s that?

 

さて、今日は2つ目のツール。
それは、「What’s that?」。

私は、これほど使える英語フレーズはないと思います。

 

簡単すぎて、私はすっかり紹介するのを
忘れていましたが、よく考えてみたら、
これを使わない日はないです。^^ 「それは何ですか?」です。
多分ほとんどの人が知っていると思います。

 

今日は、実際にはどういう風に使われるのか、
感じ取ってください。 まず一つ目。

(1) 相手の持っている物が目に入ったとき

 

◆ 我が家の会話。買い物から帰って来て、
私が台所で買ってきたものを片付けていました。
我が家のネイティブキッドも、最近は重いモノを
運べる歳になったので、リビングからキッチンへ
せっせとスーパーの袋を運んでくれます。

あ、ところで、スーパーの袋のことを、
英語では何て言うか、知っていますか?

 

日本語ではお買い物袋やビニール袋と言いますが、
英語では違います。
英語では、「a plastic bag」 と言います。

スーパーで買い物をすると、袋詰めしてくれる人に、
「Paper or plastic?」 と聞かれます。
初めて聞いたときは、「何だ?」 と思いましたが、
何てことはない、 「どちらの袋に入れますか?」
と聞かれているだけです。

 

さて、そうやって袋を運んでいたネイティブキッド、
私の手の中に見かけないものを、見たようです。
で、こう言いました。

 

★ What’s that?

「それ、なあに?」

 

昨日の例のように、自分の手に渡されたものや、
目の前に差し出されたときには、
「this」を使いましたが、
今日は「this」 が 「that」 に変わります。
こういう風に 【相手が持っている場合】は、
「What’s that?」 になります。

 

私が持っていたのは、何てことはない、
日本のお菓子でした。^^
見たことがないパッケージだったみたいですね。

 

日本語では、「それ、何?」 となるので、

「it」 としてしまう人もいるかもしれませんが、

この相手が持っているものに対して、

「それ、何?」 は、「that」 を使います。

 

◆ドラマでもこのセリフは、よく出てきます。
先日見ていたドラマでは、警部とその部下が
話をしているシーンで出て来ました。
二人で部屋の中で会話をしていたところ、
さらに下っ端刑事らしき人が、部屋へ入って来て、
刑事へファイルを渡しました。

それを見た警部、指を指して聞きます。「それは何だ?」

 

★ What’s that?

 

◆ また別のシーン、今度は殺人現場です。
一人の刑事が、被害者が何かを
握りしめているのを見つけ、
それをそうっと取り出しました。
すると、それを見ていた同僚刑事、
こう聞きました。「それは何だ?」

 

★ What’s that?

 

で、刑事はこう答えます。
「Looks like a coupon.」
「クーポンみたいだけれど。」

 

◆ 別のドラマでは、こんなシーンで。
とある男性が、心理学者にインタビューを
される場面です。心理学者と助手が、
男性と同じテーブルに座りました。
すると、男性の真向いに座った助手が、
何やら見たことのない装置を、
テーブルの上に置きました。

そこでインタビューされる人は、聞きました。
「それ、何ですか?」

★ What’s that?

 

で、助手は答えます。
「It’s a voice stress analyzer.」 。
イヤなインタビューですね。^^

 

◆ 今度は相手が実際に持ってはいないものの、
相手がやっていることを見て使われた場面。
主人公と友人はルームメイトです。友人は、
さっきから何やらカタカタとずっとタイプしています。
ブログの更新をしているのでした。

何を書いているのか、後ろから覗き込んだ主人公。
友人は、こんな文字を入力していました。
「The Geek Interpreter」。
それを見て、主人公はこう言いました。

 

★ Geek Interpreter, what’s that?

 

「オタクな解釈者?何だよ、それ?」
すると、友人は、「タイトルだよ。」と答えました。

「What’s that?」 どういう風に使われているのか、
何となくわかりました?
ここまでは、全部、相手が持っているもの、
相手の持ち物を見ての質問でした。

でも、相手の持ち物以外でも、もちろん使われます。
今度は、

 

(2) 自分からも相手からも離れているものを見たとき

 

◆ こんな場面を想像してください。あなたは今、
イタリアを旅行中です。地元の人に、町を案内されています。
目の前に大きな古い門みたいなものが見えてきました。
とても歴史がありそうな立派なつくりです。
そこであなたは、指を指して聞きました。
「あれは何ですか?」

★What is that?

 

388.whatsthat

 

 

◆ ドラマのこんなシーンでも。主人公と友人が、
謎解きのために知らない土地へやってきました。
地図を見ながら、散策をする二人。
主人公は丘の上に登っています。
すると遥か遠くの方に、何やら少し変わった建物が見えました。

で、主人公はその建物を指差して、
地図を持っている友人に聞きました。「あれは、何だ?」

 

★ What’s that?

 

これだけ例を挙げれば、「What’s that?」 が、
どういう風に使われるのかがわかりました?

 

(1) 相手が持っているものが目に入って、
「それは何?」と聞く。

 

(2) 自分からも相手からも離れているものを
見て、「あれは何?」と聞く。

 

どちらも「指を指して、それ何?」と
聞くような感じですね。
相手が明らかに持っているものなら、
わざわざ指を指す必要はありませんけれど。
そのモノを見ながら、「それは何?」 と聞けば、
その視線の先にあるものについて聞いているのは、
わかりますから。

 

今日は、何かを【見て】の「それ、何?」
について書きました。実は「What’s that?」 は、
見る以外でも使われます。
明日はそれについて書いてみますね。

誰でも知っている「What’s that?」 でしょうけれど、
場面に応じてきちんと使いこなしてください。

 

Lonsdaleさんの「6ヶ月で言語をモノにする方法」
でも言っていました。これらの「ツール」 となる言葉は、
言語を学び始めたら、第1週目に学ぶものである、と。
言語習得の達人が言っていることなので、
素直にその通りにやってみてください。

 

この記事は以下の記事からの続きになっています。

[ 1 ]  「What’s this?」

[ 2 ] 「What’s that?」目に入ったものが、何かを聞く。(この記事です。)

[ 3 ] 「What’s that?」は、聞いても使う。

 

こちらも読んでおいてください。

 【 1 】6ヶ月で言語をモノにするための5つの原則。 (前編)

 【 2 】6ヶ月で言語をモノにするための7つの行動。(後編)

 【 3 】日本人が英語を聞き取れない6つの理由。

 【 4 】英語の音を聞き取る究極の方法。

 【 5 】発音練習こそが、英語リスニングの鍵。

 

 

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