絶対話せる!英会話

Asian market へ。

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ずっとアジアンマーケットに行きたかった。前に行ったのは2ヵ月半前。麺汁、きな粉、ペペロ(韓国のポッキー)、さつま揚げ、料理酒、お米など買いたいものが溜まってきていたので、よーし今日こそ行くぞと昨晩から決めていたのだ。ここから35マイルほどのところに一大アジア人の町がある。そこの市はそこかしこに巨大な韓国マーケット、香港マーケット、中華マーケットが固まっている。

そこへ行くと、白人なんていやしない。(今日は4人ほど見かけたが。)カリフォルニアでもはやメジャーなヒスパニック人だって店員だけだ。みーんなアジア人。そしてなぜか、行くといつもほっとする私。そしてアメリカのスーパーやモールではちっともときめかない私の食指がむずむず動き出す。これが危険なので、あまり行かないようにしているのだ。韓国マーケットは馴染みのあるものが多い。(韓国の調味料って日本の調味料に良く似ているし(辛いものは除く)、調理法も結構似ているものが多い。)中華マーケットは知らないものも多いが、知らなかろうが何だろうが、何となく料理の根本と食材が似ているので、もう見るもの見るもの欲しくなってしまっていつも我慢するのが大変なのである。今日は$75ほどの出費。普段アメリカのスーパーで買い物するときは10ドルなんて滅多に行かないことを考えると、かなりの出費だ。しかしなかなか行けないところだし、なんて自分に言い訳する。

韓国人に間違えられることはまずない私だが、韓国スーパーに一人で行けば、韓国語で話しかけられる。挨拶くらいはどうにかなるが、そのあとは詰まる。そうすると向こうが気づき、英語に変えてくれる。中華スーパーではすっかり馴染むらしく、最初から最後まで全部中国語(それがマンダリンなのか、台湾の言葉なのかもわからない私だが)で通されることが多い。レジでも英語ではなく、中国語で金額を言われる。レジを見れば金額はわかるので、お金を渡すと最後は謝謝で終わる。私は色が黒いときはよく南方の中国人に間違えられる。これは日本にいながらフィリピン人にフィリピン人と間違えられる母の血をひいているからに違いない。

ま、何人に見えても構わないが、とにかく周りがアジア人だらけだと何だか安心するのである。これは何となく共通なものがあるという安心感だろう。今、中国の反日活動が活発らしいが、アメリカのニュースでは全くそんなこと出てこない。なので、皆さんのブログやニュースをネットで読んで知っているだけである。外にいると他人事である。こちらに住んでいる中国人も日本人もあまり深く考えていないと思う。(私も含め。)それはそういう情報があまり入ってこないからである。TVで反日感情が悪化しているニュースを見れば、中国に対するこちら側の感情も悪くなるだろう。そう考えるとニュース自体が人を影響していることになる。「結局、客観的なニュースなんて絶対に無理なのだろうな」なんて、今日、中華マーケットをぷらぷらしながら思った。

私は韓国人の友人が多い。今でも一番メールをやり取りしているのは韓国人の彼女だ。2年前、別の韓国人の友人に言われてはっとしたことがある。「日本政府は正しい歴史を教えていない。」間違った歴史を教えているとは思わないが、よーく考えてみると、これは当たっているような気がする。なぜかと言うと、私達は小学校、中学校、高校と歴史を学ぶが、いつも必ず縄文時代から始まる。そして絶対に現代史までたどり着かない。小学校は覚えていていないが、中学校は江戸時代までで、高校は明治維新の頃までしか授業でカバーされなかった。ということは私達は一番しっかり学ぶべき現代史が軽視された授業を受けているということになる。

縄を使って土器を作った話なんて、何度も学ばなくてもいいでしょ、と私は思う。韓国人の中でも歴史に対する見方はもちろん個人それぞれである。ただ共通して彼らが言っていたのは、日本政府の謝罪が欲しかったということである。彼らは「もう十分に経済的にも豊かだし、日本政府に何かして欲しいとは思っていない、ただ一言謝罪の言葉があれば、もう少し両国の関係が早く改善したのではないかと思う。」と言われた。私は恥ずかしながら、あまり現代史についてよく知らない。なので返事に詰まってしまった。しかしアメリカ人に対しては、第二次世界大戦について言いたいことは言えるので、私もかなり自国に都合よく教育されたということだろう。そう考えると客観的な教育は有り得ない。客観的な情報源もない。となると、全ての国に対して客観的で公平な見方をするなんていうのは無理だ。いっそのこと小さい頃1年ずつあちこちの国で勉強するなんて言うのはどうだろう?

話がそれてしまったが、日本にいるときは韓国人、中国人とあまり接することもなかったが、アメリカに来た途端、急にアジア人としての共通意識が芽生えた私だった。しかし、これは私だけの現象ではないようだ。外国にいると、自分の国と他の国の関係について、しみじみ考える機会に恵まれる。私はここに来るまで(つまり2年前まで)それぞれの国がそれぞれの考えを持っているという当たり前のことにあまり気が付いていなかった。国際ニュースはよく見ていたが、それは所詮日本の番組だったのだ。

今日行った町は既に完全にアジア人の町である。特に中国人と韓国人のための町。この両国のパワーってすごいなーといつも感心する。日本人町もどこかにあるのは知っているが、彼らの外国への根付き方は独特である。あくまでも中国人、韓国人としてのアイデンティティをこれでもかっ、というほど前面に出している。その証拠に英語の表示があまりない。本当にたくましい民族である。

さて、お買い物。私は韓国スーパーのお惣菜にいつもノックアウトされてしまう。もう本当に全ておいしそうなのだ。グラム売り(ポンド売りと言ったほうが正しいか)なので、好きなだけ好きなものが買える。これがいつも私を誘惑するのである。気がつくと4.5種類は少なくても買っている。こういう店が近所にあれば本当に嬉しいのだが。

一方中華ショッピングセンターは漢方薬、怪しい基礎化粧品&健康食品(実はこれが大好き)、見かけない食材(ドライフルーツなど)、でかい壷など、もうごちゃごちゃで楽しいのである。そして何と言っても、漢字なので意味がわかるのが嬉しい。今日本屋へも行ってみた。日本の漫画が半分くらい占めている。日本の漫画は本当にどこへ言っても人気らしい。しかし悟空が中国語を喋っていた。ふーむ。

中華スーパーのもう一つの楽しみは、焼き立てパン屋さんがあることである。アメリカ

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