絶対話せる!英会話

観察。

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今日はバスに乗って車を引き取りに行って来た。私の家からのバスはmetroというバスなのだが、この会社のバスは何だかとても汚い。そしてなぜだか乗っている人も同様な印象を受ける。おまけに学割もない。以前乗っていたバスはBig Blue Busというバスで、学生証を機械に通すと学割もあったし(25セントになる)、バス自体もきれいだった。そして乗っている人たちもそれほどみすぼらしくはなかった。ま、路線によるとは思うのだが、ダウンタウンの方へ向かう路線のバスは、生活があまりラクでない人が乗る確率が高いのかもしれない。

私が前に住んでいたアパートの辺りで(今の場所から3マイルほど。つまり5kmほどしか離れていない。)バスを降りていった人たちは、何だか生活がラクではなさそうに見えた。私の前のアパートは、そのアパートがあった通りの中で最後のアパートで、隣からは一軒家が建ち並ぶ住宅地だった。住宅地側を眺めると、なかなか雰囲気のいい通りだったのだが、反対側を眺めると、あまり治安が良さそうに見えない、という印象の通りだった。住んでいたときにはそれほど感じなかったのだが(いつも住宅地側しか通らなかったので)、実はバスに乗らざるを得ない人が多い地域だったのかもしれない。たとえ車を持っていたとしても、家族に一台しかないとか。

バスを降りた後、車の修理屋までバス停から歩いた。ここら辺を歩いている人は明らかに低所得者と一見して分かる人たちばかりである。何だか分からないがずっと怒鳴り散らしているおばさんもいたし。あまり気分がよくなかったので、車を引き取った後はすぐにその地域を去りたくなった。その辺りには実際1年も住んでいたし、それほど治安が悪い地域ではなかったのだが、今住んでいる地域とは明らかに住んでいる人たちの層が違う。私の今のアパートの辺りも決して高級住宅地ではないが、何というか日本で言うところの普通のありきたりな住宅地のようなところである。

こちらの雰囲気に慣れてしまったせいか、前に住んでいた地域の人たちが、何だかとても貧しそうに見えてしまった。私自身3ヶ月前と何も変わっていないのだが、住む地域が変わるだけで自分の見方も変わってしまうのか、という事実に驚いた。中にいると気がつかないが、外から見るとまた見方が変わってしまうらしい。自分の中に偏見は限りなくないと思うが(完全に人間が偏見をなくすのはムリだろうと私は思っている)、それでも自分の住む場所が変わっただけで人が違って見えたのは、何だかショックだった。

そして車を引き取っていつもの通りを運転。北へ向かうに従い、汚いドーナツ屋や小さなレコード屋や車の修理屋などが、高級ブティック、オシャレなインテリアショップ、レストラン、カフェへと変わる。そこに停まっている車はいい車ばかりだし、通りをうろうろと歩いている人たちは明らかに一見してお金持ちなのが分かる。シャネルでたった今、物を買いましたと言わんばかりのロゴ入り紙袋を複数ぶらさげている有閑マダムたち。とても優雅ですらっとしている。不景気って何ですか?という感じだな。たっと3マイルの差なのに、この極端な差は一体何だろう?比較的貧しくもなく金持ちでもない人が多い日本社会から来ただけに、もうこういう貧富の差を一瞬にして見せられる度に、いつも心が重くなる。

ま、私はどちらの世界にも属していないことだけは分かる。
アメリカは本当に平均を取るのが難しい国だろう。

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