絶対話せる!英会話

Statistics。

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Yearbookに卒業生の統計が出ていたので、載せてみる。

それによると、今年の卒業生のEthnicitiesは以下の通り。

Asian/Pacific Islander 38
White 34
Chicano/Latino 15
Other, Unknow 5
International 4
African American/Black 3
American Indian/Alaska Native less than 1

アジア人が一番多い。実際Yearbookを見ても、アジア人顔ばかりで、一体どこのアジアの国の卒業アルバムだろうかと思うくらいである。留学生は意外に少なく4%しかいない。この分類だと、私も一番上のアジア人枠に入る。

次にどれくらいの期間をかけて卒業しているか。(Graduation & time to degree)

<Freshmen>
37% in 4 years or less
86% within 5 years
89% within 6 years

<Transfers>
55% in 2 years or less
84% within 3 years
89% within 4 years

トランスファーしても10%の学生は4年以上かかっているということはあり得るのか。それともdropout した学生も含まれているのか。あるいは私の友人のように妊娠のため、休学というのも含まれているのかもしれない。

次にAdmission のデータ。

2005 年のfreshmen ave. GPAは 4.13で、応募者は42,227人。11,361人(27%)が合格となり、そのうちの4,422人(39%)が実際に入学した。
一方去年2008年は、 freshmen ave.GPA が4.42で、55437人が応募し、12,660人(23%)が合格となり、その内5,076人(37%)が入学した。

トランスファー学生は、
2005年の transfers ave. GPA が3.58で、13,189人応募し、38%の合格率で、その内62%の学生が入学。(トランスファーのデータなら、2007年の方が今の卒業生に該当すると思うのだが、なぜか2005年のデータが使われている。)そして去年2008年の transfers ave. GPA も同じく3.58で、15,075人が応募し、34%が合格。そしてそのうちの62%が入学。新入生からの入学とトランスファーでの入学の合格率は、どちらも少しだけ下がっているようだ。ま、実際は3倍程度の競争率なので、それほど高い倍率と言うわけではない。

最後にとても暇を持て余している私が、卒業式のカタログから一つ一つ数えてみたHonorsの数。(1時間半もかかってしまった。)

College of Letters & Scienceの卒業生、6,903人(大雑把に数えたので正確ではないかもしれない)。そしてその内、Summa Cum Laude(私の学校はGPAが3.872以上)が299人。卒業生全体のトップ4.3%となる。その下のMagna Cum Laude (3.791以上)が288人。トップ8.5%。更にその下のCum Laude(3.654以上)は、586人。トップ16.9%となる。(ちなみに私はこの一番下のランクでGPAは今のところ3.713。)この一番下のHonorsまでを含めると、Honorsは17%近くの人がもらったということになる。私の学校は%ではなく、成績によってもらうことになるので、学年によってばらつきはあると思われる。(しかし学校によっては、半分以上の学生がもらえるようなところもあるらしい。)

これらのデータを見て私が一番気になるのは、黒人とヒスパニックの割合の低さである。人口の中の割合を見れば、恐らくヒスパニックはここ南CAでは圧倒的にマジョリティだろうと思われるのだが、卒業生の中に彼らは15%だけ。更に黒人に至っては、人数は明らかにアジア人よりも多いだろうと思われるのだが、卒業生の中ではたった3%である。コミカレにはマイノリティや、両親が大学に通っていない人のための特別なプログラムがある。そういうプログラムでは様々な特典が受けられる。恐らく多くの黒人の人はそのプログラムに該当資格があると思われるのだが、それでも4年制大学までたどり着く人の数が少ないのだろう。それがこの卒業生の中でたった3%という極端に低い状況を作り出しているのだと思われる。

Property Taxによって学校の質が異なるアメリカの公立学校。育った環境により、これだけの差がついてしまうとしたら、相当な改善が必要だろう。財政難だからと言って、教員の人数を減らしている場合ではないだろうに、シュワちゃん。そういうしわ寄せはいつも一番貧しい地域に行ってしまうため、今後更にこの割合が減ってしまう可能性がある。学歴がないと将来がないアメリカ社会。その学歴も生まれ育った環境次第なら、一体どこで明るい将来へのきっかけを掴めばいいのだろう。私の学校は公立学校。州の税金で運営がされている。誰でも成績さえ取れば入れるはずなのだが、そこに入るまでに既に不平等が存在する。

あれこれ考えさせられるStatisticsだった。

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