絶対話せる!英会話

学んだことはいろいろ。

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夏セッションが始まって今日で3日目。何だか早くも遅れを取っているような気が…。ベトナムの歴史の方はそうでもないのだが、Epidemiologyが知らなければならないことと、理解しなければならないことががたくさんあって、少し圧倒されている。教授には、これから先どんどん複雑になる、と脅されているし。

しかし、このEpidemiologyの教授、私が今まで教わったどの教授よりも、全てが完璧にオーガナイズされていて、とても勉強がやりやすい。ウェブサイトの見やすいこと、分かりやすいこと。必要なことは全ていくつかのテーブルに整理されており、テーブルの中の枠をクリックすると、必要な情報へ飛んでいく。しかもその情報がいつUpdateされたかもきちんと出ているので、新しいファイルが載せられればすぐに分かるようになっている。さすがEpidemiologist、細かい作業が得意なのね、と感心してしまった。この教授、若くはないので、ここまでネット関係を使いこなしているのは立派だろう。

更に教授は、こうやって勉強すること、と勉強の仕方まで教えてくれるほど親切。授業も楽しいし、話も上手い。Public Healthで大学院に行く前は、獣医だったそうだ。アメリカ人って、年齢が行ってもキャリアを変える人がいて、いい刺激になる。

このクラスのTAは、去年の夏一緒にHealth Serviceの授業を取ったベトナム人学生だった。若く見えたのでUndergraduateかと思ったのだが、実はベトナムではお医者さんだったらしい。Epidemiologyメジャーにはクラスメートだった日本人のお医者さんもいる。Epidemiologyメジャーにはお医者さんが多いのだろうか。ま、Public Healthの教授はお医者さんが多いのだが。

このEpidemiologyはPublic Health Minorの私の最後の科目となる。私はPublic HealthはMinorにして本当によかったと思う。なぜならこれらのクラスを取らなければ、私は学術論文の読み方が全く分からなかったと思うからだ。医学、健康や環境関連の研究の論文は、Statisticsやリサーチの方法を知らなかったら、たとえ文字を読んだとしても内容の理解は全くできなかっただろうと思う。計算方法などは今となってはあまり覚えていないBiostatisticsの授業だが、この授業のおかげで、分析方法がどのようになっていて、どのデータをどう見ればいいか、リサーチから導き出された結論をどう受け止めたらいいのかが、少し分かるようになった。と言うよりも、今までこういうことも何も知らないで一人前に物を知っているような口を聞いていたのが、恥ずかしくなった。何を読むにしても、Statisticsの知識は絶対に必要だと今では思っている。

昨日、先学期のEnvironmental Studiesの成績が出ていて、「A」をもらった。この科目はプレゼンとペーパーで成績がつけられたのだが、「A」がもらえたのは、論文を何十もさっと読めるようになった結果だと思っている。なぜならペーパーは、調べたことをまとめるという形式のものだったからだ。論文はきちんと読めば、何十も読んでいられないが、リサーチ方法やStatisticsの見方を教わったおかげで、拾わないとならない情報をすぐに拾える力がついた。と言うよりも、今までこういうことができなかった自分が信じられない。全くBiasのないもの(情報や研究)はあり得ないとは思っている私だが、情報を新聞やテレビを通してではなく、実際に調べた人が書いたものから(もちろんそれにもbiasはあるだろうが)読んで理解ができるようになって、とても嬉しい。文系分野の授業だけしか取っていなかったとしたら、私にはこういう情報収集能力は一生身につかなかったと思う。あー、学生に戻ってよかった、無知なまま死なないでよかった、Public Healthの授業を取ってよかった、と近頃本当によくそう思うようになった。
 
大学へ通い始めて教授から教わったことももちろん多いが、私はそれよりも自分の中に物事の判断基準や情報収集処理能力が身についたことの方が収穫だったと思う。たくさんのことを詰め込まれ、考えさせられ、調べたおかげで、自分の中の考えの基準がはっきりした。大学に通って本当によかったと思うし、人間の能力ははいくつになっても、努力次第でまだまだ伸びるものなのだな、と自分の経験を通して実感するようになった。

さて話は元へ戻り、Epidemiologyの授業。今後、内容はどんどん難しくなるそうなのだが、置いていかれないように頑張ろうと思う。教授曰く、「たまに天才はいる。一度テキストを読んだだけで、授業へ出なくても(このクラスはオンラインだけでも受講が可。)理解できてしまう人もいる。ただそれは本当に限られた人だけである。もし君たちがその天才でないのなら、勉強するしかない。一度で分からなければ、十回でも二十回でもテキストを読み、授業を聞けばいい。(音声もダウンロード可。)」教授のこの言葉に勝手に励まされた気分になった。私は間違いなく凡人の中の凡人であることを実感しているので、(何をするにしても)教授の言うように努力するしか道はない。そしていつか一度でいいから「私、本当に頑張った。」と自分に言ってみたいと思っている。

それにしても勉強ができるって本当に幸せなこと。毎日、昨日よりは確実に今日のほうが物知りになっていくって(たとえ自己満足だとしても)、一日をきちんと終えた充実感がある。

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